カンラン 覧|←過|未→ |
10月からのダイヤ改正が災いして広島始発の新幹線が激減、 指定券なしの旅はいよいよ結構つらくなったかも。 ニュースで聞いてる分には、 のぞみの本数が増えただの ひかり並みの料金でのぞみに乗れるだの おいしいことばっかりかと思ってたけど。 岡山で目の前の家族連れが下車して 同行者と離れることなく一緒に座れたのは 思ってもみない不幸中の幸い。 知人の結婚式以来の大阪。 とりあえずは今日の移動拠点・なんばに荷物を置いて街へ繰り出す。 それにしてもそれにしても、 学生時代何度となく通ったカフェがなくなってたのは ものすごいショックだった。 あそこのチャイやらケーキをどれだけ胃袋にしまい込んだだろうか。 嗚呼、どうか今もどこかでひっそりと続いてますように。 そのかわり、偶然にも素敵なベトナム料理のお店を見つけて、 おいしいランチにありつくことができた。 旅先でのおいしい食事は原動力に直結するのです。 午後。 念願かなって同行者うほうほ。 移動には必ずや邪魔になりそうな箱がひとつ荷物に加わった。 私は肌触りのよいセーターを一枚購入。 時間調整のため足をのばしたなんばパークス。 オープンしたてと言うだけあって、 ものすごい人に驚かされた。 とりあえず人の流れに流されてみただけ、といった具合。 いよいよ旅の目的地・岸和田。 誰かの家族に会うという状況になれていない私は、 なんとかもう少し場を踏んでおくことはできなかっただろうか・・・ などといまさらどうしようもないことでいっぱいにした頭に 不安げな顔をはりつけて 暗がりの駅前でお迎えの車を待った。 見知らぬ街を 初めて会う気のよい若夫婦の後ろに乗っけてもらって走り抜ける不思議。 おみやげの交換も おっぱいのにおいのする赤ちゃんをこの腕に抱いたのも 七人で食べた夕食も 夜のだんじりのあかりも 何もかもがうそのようなほんとの話。 人との繋がりにかなりの思い切りを必要とする私が 何がどうなってここまでやってきたのか ぐるぐる思いをめぐらしているうちに ずんと重たくなったからだごと眠りにおちた。
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