カンラン 覧|←過|未→ |
いや、正直焼肉食べてるそばからおかしかったんよねぇ。 ついに痛みは確信へ。 以前治療してもらった歯。 重ねて告白すると、 少し前から熱いものや冷たいものを口にしたとき、 果ては風が吹いただけでもきぃぃんっときてたんよねぇ。 そんなわけで土曜朝いち診療所。 打たれ弱くしっぽお股に挟み気味の私に、 局部麻酔がばすばす打たれる。 ちくっ、ちくっ・・・を数えてるうちに、 失われていく感覚のしっぽが するりと手からすり抜けていくような感じが好きだ。 思いっきり大きな頭のドリルで ごぉりごぉり重たい音を響かせながら 私の歯が削られていってるのを他人事のように感じながら (音と振動はこの上なく自分事だが。)、 あぁこの歯は私のものではなくなるんだなぁなどと がらにもなく少ししんみりした。 神経の通らないちいさなカルシウムとセメントのかたまりだ。 痛まないのは嬉しいけれど。 ぽっかり開いた穴の中を 器具がかけずりまわって私の神経を掃除する。 休みの日は、しばらく診療所通い決定。
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