カンラン
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考えられないへまをした。 へまってか、自分で自分が信じられなくなるようなことだ。 つまりは、「仕事ができない」とか、「要領が悪い」とかそんなんじゃなくて、もっともっと基本的な失態。
「忘れてたでしょ?」と指摘されてから事態を把握するまでの一瞬は、一瞬に間違いないはずなのに、ひたひたと嫌なものが近づいてくるような、ひとひらの考えが動き出すのにもぼぉぉ・・・だの、ごぉぉ・・・だの重低音が響き渡るような、息苦しく長いひとときに感じられた。 もう、やだ。 人間性疑うぜ、私自身よ。
ほんとに足元すくわれちゃったか。
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