カンラン
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目覚ましをかけずに眠りについたところ、目覚めたのはお昼を軽くすぎた頃だった。 パンとヨーグルトを食べ終えるところまではのんびりじっくり。ただし、そっから先は、さすがに危機を感知するおつむも動き始めたようで、ばたばたと出掛けの用意に取り掛かったが、いつもどおり足掻きに対して成果はうすっぺらだ。 とりあえず、嵐のあとのような空気を布団の中に隠して家をあとにする。
昼下がりと夕方の間の時間帯の街。 途中、電車の中から、街を練り歩く人びとを見かけた。 「派兵反対」などと書かれたプラカードを持った長い長い行列が平和公園へと続いている。あれから1年が経つそうだ。 おもしろくなさそうな子供、行進しながらも携帯電話にて通話中の人、そして車いすに乗ったまま運ばれてくちいさくて細いおばあちゃん。 そんな光景に、むなしさがつのる。
結局、待ち合わせの時刻には10分ほど遅れて到着。 夏の研修で会った以来ご無沙汰してたエヌさんは、あいかわらずしゅっとしたべっぴんさんで、きれいなブルウのスプリングコートを羽織っていた。 待ち合わせ場所の地階でお茶(お腹が減ったというエヌさんは食事)をしながら近況報告。 その後ぶらりぶらりと歩いて本日のメインイベント、ボウリング大会会場へ。
いまだに声をかけ続けてくれる昔の職場の方には感謝。 出不精の私は、正直、いつもいつも誘われてすぐはなかなか気分が盛り上がらないのです。 でもそこを通り越すと、ほんと毎たんび楽しませてもらっちゃって。嬉しいかぎり。
ブービー賞のおうちボウリングセットをおみやげに、地下のりばから出る電車に乗る。 おむかえありがとう。
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