カンラン
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どういうタイミングだったのかまったくもって謎なのだが、つちのこ氏の友人(クラブのマネージャーさんだったらしい)が大量の写真を送ってきてくれた。
あんまり封筒が膨れているので、「なんだろう、これ」と、早く開けてしまえばいいのに、キッチンで「○○だったり」「いや、△△なんじゃないの」などとひとしきりふざけて遊ぶ(ふざけすぎてて、○○や△△が何だったのか忘れた)。
結局、中身は、うちを含む3組の結婚式の写真たちだった。 うちに関して言えば、かれこれ2年以上も前のことになるのですが。それはそれで、懐かしかったり、おかしかったり。
当時、式を挙げるにあたって、一応、市内のほとんどの結婚式場を見学した私たち。 結局、資金面や宿泊施設(ふたりとも友達がほとんど県外人)、交通の便なんかを考えて、中心地の誰もが知ってるところに決めた。 (見学の折には、上を望めばキリがないということを実感。見学だけでお腹いっぱいになった感じ。)
希望通りのこじんまりとしたパーティーを開けたのだけど、私の友達が後日談としてみんなそれぞれご丁寧につっこんでくれるほど、スタッフにちょこちょこおかしな隠れキャラが存在していた。
神父さんはマッシュルームカットのおじさまで、どことなく高校の寮監を彷彿とさせたし、国分太一似(ただし、かなりくずれ)のカメラマンは「大丈夫?」と心配になるほど、はあはあ言いながら会場を転がりまわっていた(最後には、ぐったりしていた)。 現場責任者の「ササキ」(当日会ったっきりなのに、つちのこ氏も私も名前を覚えている唯一の人)は立場上、かなりの枚数の写真に写りこんでいるのだけど、さすがは「ササキ」。どれもこれも完璧なまでに同じ表情。私なんて、3枚に1枚は、薄目だったり、疲れ気味だったり、気を抜いていたりと、すごい変な顔で写っているというのに。
忘れた頃に舞い込んだ写真であれこれ思い出してタイムスリップ。 初心忘れるべからず、ですな。これがどうしてなかなか難しい。
そういえば、「式の最中なかなか食事をとれない新婦さまのために」と帰り際に用意されていた「シンデレラセット」とか「プリンセスセット」とかそんな名前のランチボックス。 翌日から新婚旅行に旅立つために不要な荷物を母が実家に持って帰ってくれたのだが、うっかりそっちに紛れ込んでしまっていた。
疲れに疲れてホテルの部屋に戻ってから、とりあえず少しだけ眠ろうと思っても、あまりの空腹に眠ることができず、つらい時間を過ごした。 (夕食はつちのこ氏の友人と食べることになっていて、それまで少し時間があった)
もう一度時間を戻せるとしたら、何が何でも「シンデレラセット」もしくは「プリンセスセット」は肌身離さないな。間違いなく。
亡くなったおじいちゃんがちらっと写ってる写真があって、かわいかった。本当に、ぴのきに似てる。
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