カンラン
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この夏、広陵は強かった。
実家に帰っていたのが丁度高校野球のクライマックス時期にあたり、連日テレビ観戦していたので、うちに戻ってきてからもひとりテレビに向かいひそかに胸を熱くさせたりしていた。
最後の試合は劇的に残念な結果に終わってしまったけど、ピッチャーの野村くんの投げっぷりには思わず昼食の片づけをする手が止まってしまった。
悲劇の8回ウラを除いて、広陵が守ってる時間がものすごく短い。あの小気味のよさ、正確さ、気持ちよさ(すごすぎてちょっと気持ち悪いような気もしないでもない)は何なんだ。まるで機械のようなピッチングに目は釘付け。 今後、どっかで大活躍するぞ。きっと。
ほとぼりは冷めたようでも、いまだに甲子園関連のニュースを見る気にはなれないんだなあ。しずかに、やるせない。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/baseball/hs/07summer/column/200708/at00014402.html
当日の夕方の情報番組で西田のあっちゃんが語ったコメント↓
試合終了後まもなく東ちづるさんが電話をかけてきて、
「惜しかったねー。でもね、見た?最後1塁ランナーの子が2塁、3塁まで走ったでしょ?でも結局アウトになっちゃって、そのとき一瞬監督がうーんって顔したんだけど、すぐに良く頑張ったって拍手を送ったの。あんなお父さんが世の中にたくさんいるといいよねー」 って、すかっと言ったらしい。
本当にね。そうだよね。
高校野球って、ひとつひとつの試合に付随するちょっとしたことがにがかったり甘かったりしていいよな、って思う。
夏ももう終盤。 高さを増しゆく空にひょいひょいっとトンボが舞う。
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