カンラン
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2007年08月24日(金) 下関

夏休みっぽく下関の海響館へ行ってきた。

今まで、下関といえば、九州までのドライブ途中に高速道路で通り過ぎる街(関門橋が架かっていることで印象深くはあるのだが)だった。

今回、初めて足を踏み入れてみたのだが、古い建物があるかと思えば、海響館や海峡ゆめタワーのような斬新な建物もあり、きれいな港町だった。なにより街が広がり続けているような勢いを感じた。
規模は違えど、少し呉に似た雰囲気。港町は魅力的だ。



海響館に着くなり、あしか・いるかショーが始まるというので、階段状の会場をベビーカーをえっさおいさと運んで、なんとか最上段にスペースを確保したものの、ぴのきの反応はいまいち。
ショー自体がまだ理解できないのももちろんあるんだろうけど、私もやっぱりあれは低い場所から見たほうが迫力があるだろうなあと思った。いるかが飛ぶのとか、できれば見上げるぐらいの高さで見たい。

結局、むずがるぴのきを連れて途中退場。

館内へ。
先ほどまでのショーとは違って、「たいたい、たいたい(=魚)」と興奮した様子のぴのき。案外、普通に魚を見るほうがお好みの様子。

それにしても、つちのこ氏が必死に見せようとしたピラルクやらマンボウなんかの大物には目もくれず、小さいフグ(よりによってかなり小さめ)に興味を示していたなんとも控えめなぴのき。
うんうん。たしかにここは下関だよ。お目が高いな、坊や。



唐戸市場に移動。
お客さんが長い列をなす寿司屋の向かいの定食屋(こちらはお客さん皆無)で刺身定食をいただいた。
いかにも「市場で働いています」といった感じのおばあさん2人がやってるお店で、壁には北島ファミリーのポスターがばんばんと2枚貼られていた。

おばあさんたちは、私たちにはテレビのニュースを見て話しかけてきたりなかなかナイスだったのだけど、閉店の10分前にひょこっと入ってきたおじさんには結構厳しい対応をしていて、そのときちょうどひとりで食べていた私(つちのこ氏はぴのきを連れて店の外に出ていた)は密かにどきどきしたり、おかしかったり、それはそれで大変だった。

おじさんが尋ねることすべてに「そこに書いてあるから」と自分の背後や横のホワイトボードを面倒くさそうに指さすおばあさんに「ごちそうさま」を告げて、笑顔でお会計を済ませた。
なんか、後半、うわの空で食べちゃったぜ。



その後はカモンワーフでおみやげ買って、サンデーを食べた。
暑さが和らいできたとはいえ、照りつける日差しの中、歩き回るのは体力を消耗するもんだ。
ばてばて。


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