カンラン
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今の自分は、余白も残さずにずらずらと乱れた文字で書き綴ったノートのようだと思う。
感情にまかせて綴られたひりひりする文字や、おかしな頭であたかも哲学者の真似事のように練ってしぼりだした答えのようなものが並ぶ。 あとになって読んだところでとうてい理解のできるようなものじゃない。
どうせ余白も残さず永遠に書き綴ることができるほどの気力も体力も持ち合わせていないのだから、もう1ページぐらい書き続けたら休もう。
そうして、まっさらなページが開いたら、ゆったり深呼吸をして、下手くそな絵でも描いて涙がこぼれるぐらい笑うのだ。
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