カンラン
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さてさて、日記帳も開かず沈黙を守っていた日々について。
ぴのきがおっぱいにさよならしました。(おそらく)
1歳過ぎたあたりから、どうしようかと考え続けていたもののなかなか実行に移せなかった断乳。 3歳ぐらいまでに断てばいいのだから、本人がいらないと言うのを待ってみようかとも思った。 かと思えば、人づてに「男の子はなかなかおっぱい離れが難しいようで、中にはお母さんに‘(恥ずかしいから)誰にも見つからないところで隠れておっぱいしようよ’と言う子もいる」なんていう切ないエピソードを聞いて胸がしめつけられそうになり、そこまでいく前に離しておいたほうがいいんじゃないかと思ってみたり。
なかなか自分(たち)なりの答えが出ないまま、もうすぐ1歳6ヶ月。 外で遊んでいるときは平気なものの、家にいると、お腹が減ればおっぱい、のどが渇けばおっぱい、食事のしめにおっぱい、暇さえあればおっぱい、テレビ見ながらおっぱい、寝るときはもちろんおっぱい・・・と私はもはや上半身は服を着ないほうがいいんじゃなかろうかというほどの状態。 その上、最近は飲みたくなくてもおっぱいをせがみ、何をするかと思えば指でころころところがして遊ぶようになり、これが地味に痛い。
今まで欲しがったときには出し惜しむことなく与えてきたのだから、そろそろやめてみよう、やめよう、と決意。 途中で「やっぱり(断乳)やーめた」ってことにならないよう(次に挑戦するのがかなり難しいことになるとのこと)、心を鬼にして臨む。
・9月21日(金) 一週間ぐらい前から「ぼちぼちおっぱいさよならだよ」と言い聞かせてきたが、どうも聞いてるのか聞いてないのか微妙な行動をとってきたぴのき。 朝食のあと、「これでさよならだからしっかり飲み」とおっぱいを与えてみるも、ちょこちょこっと吸ってふら〜っとその場を立ち去り、なんとも味気ない最後となる。 おっぱいさよならツアー第一弾、国営備北丘陵公園へドライブ。日中は全く欲しがらず快調。
夜になり、予想通りおっぱいが腫れて痛みが出てきた。乳腺炎の恐怖がよみがえる。とりあえず、保冷剤で冷やす。
添い乳なしで眠りについたことのないぴのきは号泣。眠いのにおっぱいがないから眠れないと泣き続ける。おっぱいが痛くて抱っこが辛い上に頭痛がする。 喧嘩とまではいかないがおのずと家の中の雰囲気は悪くなり、結局つちのこ氏が自転車にぴのきを乗せて出かける。 その間、私は乳しぼり。今まで見たことないぐらいぴゅうぴゅうと飛び出す母乳。ぴのきだけでなく、私のおっぱいもぴのきを求めている。
(ぴのきは自転車に乗せて走り出すと、まもなくして眠りについたらしい。結局そのまま就寝)
夜中、何度も何度も目を覚まし、泣き叫ぶ。抱っことお茶でなんとかやり通したが、体力的にも精神的にもかなりハード。なんでこんなことをおっ始めてしまったのかと後悔してみるも、あとのまつり。
・9月22日(土) おっぱいの腫れと痛みがひどくなる。頭痛、腰痛(なぜ?)あり。ぴのきが洋服の胸元を引っ張るので、おっぱいに描いたアンパンマンの絵を見せたところ、号泣。「アンパンマンが痛がるよ」と聞き、さらに号泣。 午後からつちのこ氏がぴのきを車に乗せてドライブに出かけ、昼寝させる。
夜、パジャマを着させて歯磨きもすませた上で、ドライブ、就寝。 夜泣きは2回か3回で、昨晩よりかまし。 (搾乳:朝、夕、晩に圧抜き程度)
・9月23日(日) ぴのき、おっぱいの状態ともに少し落ち着いてくる。
島根・水の国にドライブ。結婚前に遊びに行ったことのある場所で、懐かしさにちょっとした息抜きができた。
夜、家中真っ暗にした上で、知ってるかぎりの童謡をえんえん歌ってやるとどうにかこうにか眠ってくれた。(布団におとなしく寝っころがってくれるまでが大変) この日はまさかの夜泣きゼロ。ぴのき、生まれてはじめての9時間半睡眠。私も出産後はじめて朝まで熟睡して感動をおぼえる。 (搾乳:朝、夕、晩に圧抜き程度)
・9月24日(月) 連休最終日。明日からはつちのこ氏不在につき、非常に不安。
ショッピングセンターに買い物に出かける。その間、ぴのき一度お昼寝あり。ときどき私の胸元に手を伸ばすことはあっても、おっぱい自体を求めているような感じはなし。なんとなくくせのような感じ。
夜、昨晩と同様に寝かしつけ。夜泣き1回。抱っこした後、お腹にのっけて眠らす。 (搾乳:朝、晩に圧抜き程度)
・9月25日(火) おっぱいに腫れはのこっているものの、当初にくらべてずいぶんやわらかくなった。
通常の生活に戻る。 昼寝にかなり手こずる。童謡オンパレードも効果なく、最終的には疲れ果ててひとりで寝た。
お風呂はおっぱいを見せて記憶がよみがえることを恐れて水着着用で。ぴのきが「あんた、服着て入るの?」みたいな感じできょとんとしていたのがおもしろかった。
夜、いつもの調子で寝かしつけ。さて、何度起きるかな。 (搾乳:晩に圧抜き程度)
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