カンラン
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昨日より暴風と雪。 ベランダの洗濯機カバーが驚くほど遠くまで飛ばされた。 (昨夜のうちにつちのこ氏が捜索に出かけ回収してきてくれた)
今朝になって風はおさまったものの、山や近所の家の屋根の上など道路以外には白い雪が積もっている。
毎朝起きて一番にすることはぴのきの着替えと洗濯なのだけど、今朝はぴのきが起きてこず、先に洗濯に取り掛かる。 朝食のとき、ふと洗濯機がやけに静かなのが気になり確認しに行くと、不吉なエラー表示。 ・・・まさかの凍結。まさか。
凍ったのが水道管なのか洗濯機内部なのかわからないまま乾燥運転をしばし試みたところ、どうにか切り抜けることに成功。安堵のため息が白い。
島のお義父さんお義母さんのもとへ出かけるつちのこ氏とぴのきを送り出して、いそいそとバスで朝の街へ。 ぼーっとできるのって贅沢だ。保育園と老人ホームが合体した施設の思ったよりうんと近代的な中庭や、マラソン大会に参加する見知らぬ親子のあわただしい出動風景を眺めながら思う。
髪を切ってから、びゅうびゅうと雪の降りつけるなか地蔵通りのレストランへ。 しずかに昼食をとっていたら、つちのこ氏よりメール。じじばば宅で元気に暴れまわるぴのきの動画が添付されていて、音量をしぼって何度も再生する。日常のことは考えないように約束していた(自分と)にもかかわらず、ついつい「あともう一回、あともう一回・・・」としつこく眺める。
せっかくひとりなので、普段はできない雑貨屋めぐりをする。 さくらやいちごなど春の木版絵はがきを物色して、洋服屋に飾ってあったちいさなかごバッグを買う。
街に出ると、人だけでなく、季節も早歩きをしている。 外にはまだ雪が舞っているというのに。
近いのか、春よ。
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