カンラン
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いばらのような手縫いの道を手探りで進んでいる間は「これが終わったらあれをやってやるんだ」「いやいや、それよりもあれを作るのだ」と野望めいた邪念だか邪念めいた野望が目白押しだったのに、ぱたっと立ち消えてしまった。ただただ立ち尽くしている。ぼうっと。 ひょっとしてひょっとするとこれが燃え尽き症候群なのか。むうう・・・なんてニュウトラル。
とりあえず、天気があやしいのでワンピースはまだ洗わずにいる。そうなると袖を通したくなってきて、今日も着ている。
それでなくてもぼうっとするのが休み明け。(昨日はつちのこ氏がお休みだったので)
嗚呼、冷蔵庫には一体何が残っているのだっけ。 何を買い足せばいいのだっけ。 ていうか、何を作ればいいのだろう。 ・・・できるのかなあ。
そんな具合で朝から途方にくれる。あと何年主婦業続けたとしても私はこれから抜け出せなさそうだ。
台所にたたずんでいると珍しく電話が鳴り、うろたえる。「さっさとしなさい!」と誰かに怒られたような気分で受話器を上げると、お義母さんの声。 「○子(お義母さんの名)です〜」と言われてもいつもぴんとこずに少し間があいてしまう。瞬間返しがしたいぜ。
それかいっそ「お義母さんです〜」って言ってもらいたいかも。 でも処理が亀並みに遅いので有名な私の脳みそは、「おかあさん・・・ってこの声は実家の母じゃあないよなあ」→「と、いうことは」→「は、お義母さん!」という流れをまいたんび繰り返すのだと思う。ばか丁寧に。
で、電話の用件は法事のことだった。 家族旅行でも入っててはいけないので、日にちの確認のため電話をくださったのだそう。7月かあ。まだ遠そうだけど、きっとあっという間にやってくるんだろうなあ。 映画に出てきそうなたくさんの扇風機に囲まれた暑い島の法事。 流れ落ちる汗。しびれる足。
電話口にぴのきを出させているうちに焼き網の上のパンが焦げてしまった。
その後、近所の友人からメールで健康相談に誘われ出かける。
集会所にはごろりごろりと赤ん坊が転がっている。こないだまでは私たちの子どもが一番若かった(というか生まれたてに近かった)のに、確実に後輩たちが誕生している。 郊外のショッピングセンターとか最近はどこへ出かけても赤ちゃん連れに対する配慮がなされているし、本当に少子化なのか。 近所でも2人目ブーム。
・今日のぴのき録 身長 91.1cm 体重 12.3kg
気分も変わって晩御飯つくれるかな。 つくらないわけにもいかないのだし。
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