カンラン
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2009年01月23日(金) 色褪せ

引き続き、身辺整理。
ダンボール、ダンボール言いよったら、日記の下部の宣伝までもがダンボールになってしまい、かえって気分が重たくなる。読み返さなきゃよかった。とほほ。

家のあちこちに使っていた布ものをばっさばっさと引き剥がし、洗濯機にぶち込む。引越先で使うか使わないかは別として、埃をかぶったまま梱包するのもあれなので。

徐々に変わりゆく家の様子に不安をおぼえたのか、はたまた日々ダンボール(また宣伝が登場してしまうなあ)と向き合ってばかりの母にかまって欲しくなったのか、ぴのきの様子がちょっとおかしい。
やけにだっこをせがんだり、うそ泣きをしたり。台所で夕飯の支度をする私の足に絡みつきながら甘えた声で「ママが好きなのー」と繰り返し言ってみたり。「ぱぱとー、ままとー、ぴのくんとー。さんにんでおひっこしするんだよね。いっしょに」などと確認までする始末。
そんなあなたを一人ここにおいていけるわけないじゃないか。

こどもながらに不安がいっぱいあるのね。引越の作業、一切しなくていいんだからいいよなあー、なんて思ってたけど。なんだかこっちの方がこどもじみている。




お風呂場を取り囲むように2箇所に取り付けていたカーテンの結び目をひとつひとつほどきながら、これをかけた日のことを思い出す。
玄関の横がいきなりお風呂場(脱衣所的なスペースも一切なし)、正面は台所、という間取りのため、結婚当初どうにもこうにも落ち着かず、つっぱり棒と布とで簡易な仕切りを設けたのだ。結局、私しか使わなかった。

ぴのきがまだいなかったふたりだけの生活が懐かしいようでも、あの頃それはそれでなにかと衝突していたなあ。他人が突然一緒に暮らし始めたのだから仕方ないことだろうけど、いろんなことが許せなかった。

つちのこ氏ひとりに向いていた関心がいまやぴのきの方に相当な割合でもっていかれている。(というより、正直、関心は品切れ状態)
騒々しかろうが、はちゃめちゃだろうが、どうやら三人の方がいいみたいだ。


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