カンラン
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2009年05月09日(土) 初夏なベイベー

島に帰った折、お義母さんからおまめをたんまりいただいた。
「きらいなのでいりません」とは言えず、たんまり。

いただいた以上は食べないともったいないので、意を決して机いっぱいに広告を広げてさやから取り出す。ミニカーで遊んでいたぴのきも途中参加してぽろぽろとやる。
豆ご飯はハードルが高いので、献立はベーコンやバターを加えた味しっかりめの和風チャーハンとする。あまり豆豆しないように。

これが意外や意外、おいしかった。
あれほど豆が嫌いな自分がその晩、そして翌昼と立て続けにもぐもぐと食べた。心底驚きながら。
お義父さんお義母さんが育てた豆であったこと、ぴのきがさやから一粒一粒出してくれたこと、意を決して自分で料理したことなどなどが奇跡を起こしたに違いない。成長だな。

次はシンプルに豆ご飯に挑戦
・・・したいところだが、どうなの?私。(それはちょっと逃げ腰)





少しずつにぎやかしくなりつつあるわが家の庭。
デニムの青につきささるような日差しを浴びて、時計草やバーベナがいきいきと咲いている。隣の隣の奥さんからもらったマーガレットは3株中1株だけ生き残った。

これまた太陽がぎらぎらと照りつける日に、思い立って以前より目をつけていたホームセンターに出かけた。自転車で。実際行ってみると、思いのほか遠くてくらくらした。(乗ってるだけのぴのきもほっぺたが真っ赤)
それでも大好きなブーゲンビリアの小さいのを見つけて、植木鉢と一緒に購入。まだまだつぼみなので、小さな花が開くのを楽しみにしている。

バジルはなかなか発芽せず。
やきもきした末に、ほじほじと掘り返して、買ってきた苗(ローズマリー、バジル)を植えた。鳴かぬなら殺してしまえホトトギス、などというフレーズが頭に浮かぶ。丹念に水をやる。





友人からメールが届く。
私が連休前に書いた手紙への返事だったのだけど、大人の、すごく丁寧に書かれた内容のメールにしばし携帯を握り締めてじぃんとする。

おない年で、もう今までの人生半分ぐらいのつきあいになる。お互い知らないところでそれなりにいろいろなことがあり、それでも時がくれば、自然にすぅっと傍らに立ち、ことばを掛け合えるのは本当にありがたいことだ。
きっとこんな相手はこれから先、新しく出会うことはないように思う。

大事な友人にまじめに、そして時折ちゃらけながら、文を綴る。
そんな初夏の日々。


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