カンラン
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2009年05月12日(火) 賑やかしいのと静かなのと

昼下がり。子が眠る傍らで日記。
タオルケットからはみ出た足がときどきぴくっぴくぴくっと動く様子に、びくっびくびくっとしながら綴っておる次第。



晴れたり荒れたりのゴールデンウィークが終わってからは、すっかり暑い日々。耐えられないほどではないが、暖かい、というのも違う。うちの中にいるのはいいが、日なたで遊ぶとなると、じりじり(肌)つんつん(濃い色めの衣服)とどうにも騒がしい。



1階のわが家。日中は窓を開けて風を入れるようになった。防犯上の問題で不安があるため、日中出入りしない部屋や夕方以降についてはぴっちり閉ざしている。これからの季節、どうしたらいいのやら。今後の課題である。

時計草の蔓が安住の地を求めて彷徨っているので、日よけも兼ねてダイニングの軒下に「つるものネット」を設置した。肝心な蔓はまだまだ下の方にいるので、今は風に揺れるからのネットを眺めて涼をとっている。音のない風鈴といったところ。

それにしても、ずぼらな自分が植物を育てようという気になるとは思ってもみなかった。
朝、洗濯物を干して、めだかに餌をやり(ぴのきメインで)、草花に水をやるのが日課となった。如雨露を持って室内と庭とを何往復もする。途中、何だかんだと言ってからみつくぴのきを適当にかわす。
世話は世話だが、ものを言わないのがいい。うちの子は常に喋っているので、おそらく心が静けさを求めているのではないかと思う。喋り続けるぴのきと静かな庭の生き物でバランスをとっている。
・・・いや、年をとっただけかも。
最近、白髪も増えた。かねてより母から「(自分が早かったから)あんたも早いはずよ」と言われ続けていたものの、実際目につき出すとそれなりにショック。今まで抜いていたのだけれど、それが再び生えてぴよぴよと立ってくるので、白髪抜き禁止を発令している。おまえらのばしてやる、一緒に生きてやる、などと鏡に向かってつぶやく日々。



連休中、めだかが卵を産んだ。
おとな(めだかの)たちが卵を食べてしまう前に、別の容器に移しておいたところ、今朝になってちいさなちいさな目玉が確認できた。長らく変化がなく心配していたので、思わず「やった」と声が出る。
どうか、無事孵りますように。





<読書記録>
・「東京奇譚集」村上春樹   読了
・「日常生活」群ようこ    読了
・「月と菓子パン」石田千   読了

エッセイ2冊。歯に衣着せず喜怒哀楽がそのまんま織り込まれた「日常生活」はなかなか進まなかった。自分がめまぐるしく喜怒哀楽しているので、ひとの分まで流れ込んでくるのはキャパオーバーだったのかも。
石田千のほかの作品を読みたい。

少し前に読んだ、雑貨店に勤める主人公がナゾの人物と小さなメモを交換しながらお互い顔も知らないまま公園の猫(だったと思う)に餌付けする話は誰の何という作品だったっけ・・・とそればかり考えている。
いろんな本を読みすぎて頭が散らかっているぞ。


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