カンラン
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昨日は汗ばむほどの陽気だったのに、今朝起きてみると驚くほどの肌寒さ。 引き出しの奥からウールのカーディガンを引っ張り出して羽織り、ごつめの靴下も履く。それでもまだ手や足の先が冷たい。 おまけに生理痛で、今期初のカイロを腰に貼る。 いきなり寒い季節がやってきたなあ。 今宵、おでんをつっつく。
うれしいことが、ふたつ。
まずひとつめ。晴れて印鑑を注文。 おかしな話だけれど、枝、デザインともに何かに導かれるようにして決めた。受け取った書面を手にすると自分でもどうしたのかと思うほどどきどきどきどきとして、でももう目が冷静にひとつを選んでいる、といった具合だった。 とは言え、なにせ即決慣れしていないので、決定を下したあとになって「ほんとうによかったのかな」「こっちのほうがおもしろかったんじゃないかな」などとふらふらしたのも事実。
ひょっとしたら、私のために枝をいくつか選び、文字をデザインしてくれた職人さんは私がどれを選ぶかわかっていたんじゃないかなあとも思った。並び順とかで、なんとなく。
楕円のようなかたちの印面にすっきりとした印象の文字でフルネームが入る。 はやく実物を見たいな。待つ日々も楽しく。
うれしいこと、ふたつめ。消息不明だった友人と連絡がつきそうなこと。 高校最後の年に仲良くなった友人で、大学入学直後に一度、当時私が住んでいたマンションに遊びにきてくれたのを最後に連絡が取れなくなっていた。
まずは判明したアドレスにメールを送ることから始めるのだけれど、はやく手紙が書きたい。
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