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朝、ATUが出掛けて行ってから、 いつもなら、さっさと朝寝を始める麦が、しきりと遊びたがる。 まだ、ザジは北側の部屋においてあるので、二人だけの時間だ。 きょうは少し落ち着いて、床に降りてこれるようになっている。 遊んでると、どうもザジがやっている、 カーペットに這い蹲ってやる高速ほふく前進みたいな 動作をやりたがる。こんな事、今までやったことがない。 おずおずと不器用にやってみている。 わたしは「はは〜ん***」と軟化してきている麦を感じた。 しばらく追いかけっこや、隠れん坊をして遊んだら満足したのか 穏やかな顔して、猫ドームに入って朝寝を始めた。 昨日の大雨からうって変わって良く晴れている。 大量の洗濯物を干し終わる。 このお天気いいのに、足りない分は乾燥機まで掛けた。 余談だけど、ATUはまだ、手術の影響でお腹を締めたくないので、 防寒用フリースツナギと、ブカブカの作業用ツナギの重ね着をしている。 おまけに、ズボン下かタイツと、トレーナーも着ているので、 一回着替えるだけで、デカイ山ができる。 これだけでも、かなりシンドイ。 それなのに、向こうは疲れて帰ってくるから、 手も足も裏返したまま、脱皮のように脱ぎ散らかしてる。 外洗い場もない狭いマンションの洗面所で、普通の服を着たまま 手袋もせずに、泥だらけの重ね着作業着を分解して、 袖を裏返すのは、時に発狂ものだ。 いっくら頼んでも、いっぺんに脱皮してくれるもんね〜〜〜 猫里親サイトさんの複数飼いの情報があって 「先住猫をとにかく特別扱いすること」とあった。 自分を人間だと思っているから、自分とは別に「猫」が来た。 という感じにするといいとあった。 なので、わたしはなんでも麦に相談することにした。 (わかってなくても話しかけるのがいいと思った。) そして、麦の寝床とドームと台所の定位置だけは、ザジを入れないようにして ザジを見る時も、二人で視線を並べて見ているようにした。 時には麦を触りながら「スゴイね〜、このコは、元気だね〜」と話しかけた。 そのせいなのか、随分と急速に落ち着いてきていた。 昼過ぎに、あんまり天気が良くて、ザジがちょっと可哀想。 居間に持ってきて、ダッコで日向ぼっこをさせた。 でも、ぜんぜんジッとしていない、仕方ないので床に置いて遊ばせた。 麦は怒っていたけど、ザジにヒモを結んだものを与えて一人で遊ばせながら 一緒に見ていたら、だんだん落ち着いてきて面白そうな顔になってきた。 傍によってウ〜ウ〜威嚇はしている。 もう、大丈夫かもと思ったので、知らんぷりしていた。 どっちに味方もせずに、なるべく見ない振りをして用事をしていた。 夕方まで、二人でバタバタ追いかけあっていた。 なかなか、タフだ。ザジが負けていないのが助かる。 だんだん、遊んでいるような雰囲気になってきて、ホッとした。 もう疲れたろうと、ザジをケージに入れて隠してしまうと麦が探し回る。 ザジの方もジッとしていたくなくて、麦の傍に飛んでいく。 とりあえず、なかなか、いい感じになってきた。 突然、どうにかなってしまった。 バンザイ☆ あとは、麦が居場所を乗っ取られないように見てやっていよう(過保護。。 よくできているもので、猫パンチもそんなに強くないみたい。 水飲んでも、トイレしても、ちゃんと待っている。 誰が教えたわけでもないのに、感心する。 人間の方がよっぽど、ルールがなくて野蛮じゃないか? ブッシュに爪の垢でも煎じて飲ませてやりたいくらいだ。 しかし・・夜、寝る時が大変だった。 運動会がすごくて、電気暗くしたら、もっと走り回って煩くて叶わない。 仕方ないので、ザジを北側の部屋のケージに入れて離してしまった。 電気を消して寝ていたら、麦は暗い居間で「わお〜ん」とひと泣きして、 久しぶりにベッドの横の寝床に潜り込んできた。 びみょうに変化してきている。 少しゴロロと鳴いて、丸くなって寝始めた。
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