『偏愛的猫生活』☆muux

◇登場人(猫)物◇=01年6月頃生の純日本猫♀、竹藪に捨てられていた。
ザジ=02年11月頃生 03年1月21日から同居。Mixアヘ〜猫♂9.2kg
ATU/ダンナ=絵描きになりたかった地質調査技師。ウドンは柔らか目。四国・松山出身
わたし=実は雑踏が大好き。道玄坂の奥がふる里 →<about me>

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麦姉ちゃん 2003年02月12日(水)

ザジが「食わせろ〜!!」と一日中大騒ぎして
どこにでも登って危ないので、
きょうは「コラッ!」と強く叱る事が多かった。
そしたら、麦がわたしの手を噛んで、たしなめた。

麦は日増しに、ザジを大事に思い始めているみたいだ。
夜も、ATUがストーブの前で、ザジに何か言っていたら
ザジに何かされると思ったのか、定位置の箪笥の上から降りてきて
サッと、ATUとザジの間に入って、寝そべって遮った。
ザジのことを両手で抱くようにしていた。

ATUは
「ザジにとっては、今までお母さんと居た状態と変わらないけど、
お母さんを知らない麦にとって、ザジは、とても大事な友達なんだろうね」
と言っている。

本当に、麦は最近あまり苛立たなくなったし、優しくなった。
ストレスも解消しているからか、噛まなくなってきたし、
言うことがとてもよく分かって、ザジのことでも、よく手伝ってくれる。
猫が、こんなにコミュニケーション取れると
思わなかったくらい、良く話ができる。
人間の言葉も、熱いものや危ないものは「アッチチ」、
寝る時は「ネンネ」、ご飯は「ゴハン」。
それくらいを区別できるみたい。

猫でも人種?みたいなものがあるようで、
微妙に違う感じがある。
麦はコテコテの日本猫で、ホントに良くも悪くも日本的。
ザジはミックス。少し黒人ぽい。
口や手のひらが黒いし、顔つきも体型も黒人的でカッコイイ。
そういえば、アフリカ人と結婚した友達の子供に、とてもよく似ている。


友達から訃報のメールが来ていた。
川仁宏さんと言う方が亡くなったのだ。
現代思潮社という出版社の創生期にいらして、尽力なさった。
美学校の発起にも関わっていた方だ。
とても特異なキャラクターの方だった。
清貧、と言うのではないが、
通っている芯の芯ばかりなところが、なんとも小気味のイイ方だった。
わたしは直接の交流はなかったのだけど、
知り合いがよく、訪れていたので
いろんな逸話を耳にして、自分のことのように体験した。

未来には、もう居ない方だと思う。




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猫への虐待、許しませんよ!


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