2003年07月19日(土) |
覚書6(2万HITしました) |
みやにっき2万HITだって! すごいねー。 1万HITが去年の8月7日なので,一年かかったことになります。 それって多いのかしら。 僕は何もイベント企画も精力的なサイト運営もしていないので, 個人の,ごく個人的な日記というだけということを考えれば多いほうなのかもね。 いつも読んでくださっている方々,ありがとうございますなのです。 2万HIT企画はおうちに帰ってから考えます。
キリ踏んだ人なんて…名乗ってくんないだろうなあ…(泣
でも未だにメモ体勢なの。ちょっぽし微妙に脱却しつつ。
7月19日(土) ・わーい!ひさしぶりに朝寝ができるったら!!! ・でも習性で明け方に起きてしまい,なんとか昼までがんばって転がっている。 ・昼からちょっとお出かけをした。
近所の美術館に行ってきましたよ。 斎藤真一展および,佐藤一枝展を見てまいりました。 どちらも初めて見る作家さんなのですが,なんともよかったです。
斉藤氏の方は,パンフやポスターを見る限りでは今ひとつ印象がよくなく。 うっかり勢いでチケットを買ってしまったのでついでに入ったのですが。 しかし想像をしていたよりもずっと,打たれてしまうものでありました。
吉原の遊女たちやら瞽女(盲目の旅芸人)たちやらを描いた絵が有名とのこと。 ねちっこいようなタッチでイラスト調に描かれた,ちょっと暗いイメージの絵で, この一枚一枚の絵だけを取り出すとすれば,僕はあまり好きでないかもしれない。 でもこの量,この並びで見ると,展開される世界観に圧倒されてしまった。
人の生きていることのかなしみ。 それは感傷的な,軽い,悲しみではないのです。 哀れというものでもなく。 あたたかく静かなまなざしで,静かにわらって,髪をすき,また,歩く。 悲劇があるのではなく,ドラマチックというわけでもなく。 目的があるのではなく,到達するゴールがあるというわけでもなく。 そこに,ただ,ただ,生があります。
鉛筆画,水彩画のタッチなどはもう僕はめろめろに好みでした。
画集を買おうか迷ったのだけれど,印刷で見るとなんだかつやつや鮮やかで。 原画のじっとりとした雰囲気がどうにも表現されていないのは残念。 というわけで今回は保留にしたけれども,そのうちに買ってしまうかもしれない。 量で見て世界に浸りたい作家だ。
佐藤氏の方は,単純に造形が面白かった。 材質感,質量,大きさが意味をもつ心地よい体験でした。 巨大な鉄製の網かごという現実的かつ非現実的なオブジェって,面白いなあ。 ぐるぐる周囲を歩いたり,立ったりしゃがんだりして,いろいろな視点を楽しみました。 やはり沈黙は美徳,と,思う。 これはこう解釈してくださいっていう余計なメッセージを感じずにすむ。 僕自身,作品に余計な解説をつけたくもききたくもない人なので,気が楽。 作品数が2点(オブジェ数は多いけど)という少なさは残念。 大きな会場でゆったりと距離をとって見たい感じ。
・おうちに帰って,疲れていたので昼寝する。 ・起きて,ちょっとドライブしたりお買い物したり。 ・相方と遊んでいてうっかりと夜更かしをしてしまう。疲れた…。
ちょっと辛辣な文章を書いたけど,読んで自分が不愉快だったのでやめました。 饒舌な人間と,自分に甘い人間は嫌いです。 自分に優しくするのと,自分を甘やかすことの区別がついてない人は嫌い。 要するに子どもが嫌い。
思考せよ。地に足をつけて。
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