2004年07月21日(水) |
真夏のクーフーリン(しりとり 3) |
あーがーずんだー。 (掛け声) あーがーずんだー。 (夢と希望の)
最近日記を書いていないのは,書類作業がきーって感じになってるのと, 上司のあんまりにもあんまりなアレに毎日きーって感じになってるので, ちっとも書く気がしないからです。 あー仕事行ってこよう。 夏休みだー。 夏休み勤務はやる気が起きないー。
夏休みの仕事を自分の机上でやるためだけにノートPC買おうかしら。 職場の共有PCが空くのを隙を狙って仕事するの疲れてきたわ。 かちゃかちゃ打つたびに,隣の人が「うおっ速っ!!」て毎日言うのも。 ストロークは分間150〜180,調子よくて200くらいです。 普通だと思うんですが。
おうちに帰ってきたら,しりとりの3をアプします。 しりとり→りんご→ごりら→らいきゃく→? 何かリクエストとか,どぞ。夏だし。 「く」だよ「く」。
クーフーリンとか無理だから!!
しりとり 3
ごりら → らいきゃく
僕の家には来客がほとんどない。 家が散らかっているのと,そもそも人に自分のスペースに立ち入られるのが好きでないので, めったに人を入れないのだ。 人の自宅に遊びに行くこともほとんどない。 これはまあ,近隣に親しい友人がいないのが要因だろうなあ。 職場の人間とそういう友人付き合いをする気になれずにいる。 外で遊ぶ分にはいいのだけれど。
パーソナルスペースというのは僕にはとても重要なものらしい。 僕は7人兄弟9人家族という,ふくらみのある家庭で育った。 よくテレビでいわゆる大家族モノを見ると,「なんもかんも一緒」という風情だ。 一緒に行動し,共同で使い,どれが誰,いつが誰という区別はあまりなく,という。 でも僕の家は個人所有のものは尊重するという考えでやってきたものだから。 それはまあ一面として,余裕があったからできたとも言えるのだろうけれども。 それを端的にあらわしているのが「個人の板」だろう。 個人ごとに机を確保できるようなスペースはないが, 例えば食事後のテーブルにみんなで集って各自の仕事をするのは圧迫感がある,という問題を 解決するために考案されたのが「板」。 棚板や,ほどよい大きさの合板が使用される。 各自の専用の板(記名)があり,それを座った膝の上に乗せて,そこで勉強やお絵描きをする。 場所は各自のその時の気分で,持ち歩けるから気楽。 板を借りる時には持ち主に断るというルール。 また,最低限,各自の個人所有の荷物を所蔵しておくスペース(引き出しとか)はあり, そこは許可なしには決して触れてはいけない。 漫画も勝手に読んではだめ。 「個人のものは個人のもの,勝手に扱ってよいものではない」というのがうちの家訓。
互いは全て,客である。 「わたくし」でないものは全て外のものであり,やってくる「客」なのだ。 モノの話をしているのではないのは,途中からすでに明らかだった。 個人のよろこびもいかりもかなしみもさいわいも, それらの裏づけとなるあらゆる背景と体験と経験とすでに用意された回路と。 それらはすべて個人の財産であることを忘れてはいけないのだろうな。 ディスコミュニケーションの話をしているのではない。 大体にして,「ディスコミュニケーション」などという単語を簡単に使うことは, なんだかだらしがないなあと思っている。 自分の感受性くらい自分で守ったらどうなのだ。(by茨木のり子) それらの財産がそこに存在すると知るということと, 勝手に値踏みをしたり,踏み込んだりしてもよいということを取り違えてはいけない。 僕のかなしみは,よろこびは,言葉は, 僕のかなしみとよろこびと言葉なのだから, ねえ,ごめんね 君にわからせてあげられない。 ちゃんとわからせてあげられない。 ごめんね。 だから僕たちはいつも,最大限の推測をする。 互いの客であるわたくしたちが,せめて,互いに精一杯心地よいように。 距離感を計り,需要を計り,供給できるものを計り,そして自分も守り。 来客を,もてなす。 僕は君を好きだよ。 だから言わないことも訊かないこともあって,ごめんね,でも僕は, それでいいと思ったんだ。
来客とずさんな回答
電灯のスイッチが見当たらなくて 君の顔が見えませんでした 夕暮れで 僕は 君に飲み物を出したろうか 僕は君に 飲み物を出したろうか それはもう三日も前のことだったろうか と
オーガンジーが幾重にも 君の好きな音楽とのあいだに 耳を置きましたか あるいは 活字でしたか 一晩を越える 寝台車のように 僕たちは今日も ふたごにはなれませんでしたか
音楽をかけてください 音楽をかけてください 君の好きな音楽をかけてください できれば 僕も知っているようなのを あるいは君のいっとう好きなものを あるいは
むらさきいろに日暮れていく から そんなにも器が かわくなら おかあさんは 帰ってこいって 言ったんです
部屋の中にはもう先から やたらに砂や食べこぼしが あって 僕は 寝室に草花を生やして きっと うるさくてうるさくて眠られない
そうした さいわいの夜を 思いました
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