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2002年08月05日(月) lesson de ラ・パレット…

少し前からお知らせしていたlesson de ラ・パレットがいよいよ動き出しました。
28日には、興味を持ってくださった先生方にお集まりいただき、北川先生に、この試みの趣旨についてお話していただく機会を持つことができました。

時間をかけて焦らずに育てていくこと、大人が変わらなければならない部分、指導者のあるべき姿勢…など、レッスンに直接関係ある事から、子供たちをとりまく社会環境や大人の価値観など、お話は多岐に渡り、刺激的な時間となりました。
素晴らしいピアニストである北川先生が、レッスンを受ける生徒について、
「上手下手は問いません」
とおっしゃってくれたのは、街のピアノ指導者の一人として、とても嬉しく、希望を感じるものでした。

第1回となった8月4日には、私の教室から小学5年生の二人の生徒が参加して、デモンストレーションレッスンを行ないました。
スタインウェイのB(セミコンサイズ)を2台使っての贅沢なレッスンで、タッチの指導を受けると、普段指導をしている私が驚く位ハッキリと演奏が変わっていきます。
はじめの演奏を聴いて、先生が最初におっしゃった事は、日頃のレッスンで私が悩んでいる事でもあり、改めて、北川先生の視点の鋭さに感動しました。
生徒たちも、偉い先生…というので、緊張していたようですが、北川先生の口調は始終穏やかで、でも、指摘される内容は的確で絶対的である…というのが、子供にもわかるものでした。

レッスンが終って、子供の指導にどのような教材を渡したら良いか…というお話では、近代現代の音楽を学ぶ上で、ミクロコスモスが不可欠であること、他の教材ではどのようなものを使ったら効果的に子供の興味を引き出しつつ指導ができるか…などをお話くださいました。
ミクロコスモスの指導法については、公開レッスン形式で取り上げる…というのが、指導者にとっても、一番わかりやすく学べるスタイル…なのだそうです。

また、この活動を公開レッスンに留めず、ソルフェージュ教育の実践方法や、古典舞踊(バロックダンス)の勉強会、本当に子供のことを考えたコンクールに変わる研鑚の場などを作っていく土台にしたい…なんていう、実現したら素晴らしい話もでていて、これからの活動がますます楽しみになっています。


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