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目のお話をしたので、今度は、耳のお話です。
目の使い方は、頭の働きと繋がっていますが、耳の使い方は、集中力と繋がっているように思います。 そして、今の多くの子供たちにとって、こういう集中力を発揮するのは、苦手な事のようです。 でも、音を集中して聴くことが当たり前…でなければ、本当の意味での、音楽的な指導はできないのですよね。 今の時代のように、苦手なことをやらなくても良い…という方向に社会が進んでいると、音を聴けない生徒さんに、聴くことに神経を集中させる…というのは、至難の技です。 カードを使った、簡単な和声聴音などを行って、少しづつ聴けるようになってきても、自分のピアノの音を聴く(つまり、作業しながらでも、耳が働いている)というのは、また一つハードルがあるようで、そこを、どうクリアさせていくか…を、今、考えている所です。
音楽を日常的に聴く習慣があるご家庭のお子さんなら、そんなに悩まなくて済む事ですし、幼児の時から、音楽のレッスンをしていれば、自然と身につくことではあるのですが…。
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