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2003年08月18日(月) 8月3日の〜 lesson de ラ・パレット 〜

報告が遅れてしまいましたが、8月3日に、〜 lesson de ラ・パレット 〜は、無事に、一周年を迎えました。
1年間続ける事ができたのは、北川先生の熱意と大勢の方のご協力があっての事…と、皆様には本当に感謝しています。
第6回の 〜 lesson de ラ・パレット 〜では、以下の曲目のレッスンが行われました。

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バッハ:シンフォニア 第8番、第14番
クラマー=ビューロー60の練習曲集 第8番、第31番
モーツァルト:ピアノソナタ 第2番 F-dur K.280

チェルニー30番 23番
バッハ インベンション11番
ミクロコスモス 2巻 57番
チャイコフスキー:子供のためのアルバム 古いフランスの歌

チェルニー50番 8番
バッハ:平均律第1巻より 第1番
ベートーヴェン:32の変奏曲 WoO80
ショパン:エチュード Op.10ー5 Op.10ー12

ピュイグロジェ教本2より モーツァルト分散オクターブ
バッハ:シンフォニア 第3番
ショパン:即興曲OP.29

ドビュッシー:エチュード 第11番 アルペッジョのための
リスト:バラード 第2番

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この曲目をご覧になって、お気付きの方もいらっしゃるかも知れませんが、この中には、秋以降に行われるコンクールの課題曲が何曲が含まれています。
今回の公開レッスンでは、図らずも、コンクールを受けるために必要な事について…というのがテーマとなった形となりました。
人前で演奏するのは、誰にとっても大変な事ですし、そうやすやすと思った通りにできるものではありません。
レッスンで良く弾けている生徒さんが、本番で思うように弾けないこともあり、その点を踏まえた指導というのは、なかなか難しいものです。
公開形式のレッスンでは、人前での演奏を対象にレッスンできるという利点があり、今回は、その利点がとても分りやすく示された気がしました。

もちろん、それ以外の点でも参考になるお話が沢山ありました。
個人的に面白かったのは、チャイコフスキーの『子供のためのアルバム』の中の曲、「古いフランスの歌」についてのお話でした。
この曲には元になっている歌があり、それは、チャイコフスキーがイメージしたようなゆったりしたものではなく、吟遊詩人の歌う、軽やかなものだったとか…。
長年、フランスに在住された、北川先生ならではのお話で、この曲に対するイメージが少し変わった気がしました。

高度な点でも、そうでない点でも、レッスンを聴講しながら、さまざまな経験ができるのは、本当にありがたい事です。
1年間通してきた事で、生徒さんたちの成長の様子を拝見できたのも、他の公開レッスンにはない、非常に勉強になることでした。
次の1年も、きっと、新しい事を学んだり、分かっているつもりでおろそかになったりしていた事を再確認しながら、素晴らしい時間が過ごせる事と楽しみにしています。
ぜひ、興味を持たれた方は、ご参加してみてください。
近いうちに、この1年の活動をまとめたページを作るつもりです。
そちらも、ご参加いただけると嬉しいです。


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