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2003年08月20日(水) |
ものを教えるということ… |
先日の、〜 lesson de ラ・パレット 〜の後に、1周年を記念して、北川先生を交えて、お茶を飲む機会を設けました。 これからの活動や、子供にとっての練習のあり方、男の子のレッスンについて…など、有意義なお話をしながら、親睦を深める事ができました。
その中で、ふと北川先生がおっしゃった事が、私にはとても印象的でした。 それは、 「自分が弾いている時に、他人にとやかく言われるのは、誰だっていやなものなんだ」 というような内容でした。 北川先生ほどの方でも…と驚いて伺っていると、それに続いて、 「相手が、聴くに値する事を言う人間だと思うから、仕方なく聴くんだ」 とおっしゃるので、納得しました。 その場でも、結局、他の方たちも、同じように感じていらっしゃる…というのが分り、笑ってしまいましたが、でも、ピアノを指導する際に、指導者が忘れてはいけない部分だな…という気がしました。
考えてみれば、他人にモノを教える…という事自体が、おこがましい事なんですね。 改めて、自分が、生徒さんたちにとって、聴くに値するコメントを言う人間だと思われているかどうか…というのを省みる機会となりました。 それと同時に、自分が習う側となった時には、尊敬している方からのアドヴァイスは、たとえ自分にとって辛口であっても、受け入れられる人間でいたい…とも思いました。
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