信じるな/「ツィゴイネルワイゼン」

昨日はエイプリルフールだったけど、
だまされた気分。

友達の紹介でとある会社に入れそうだった。
やりたいことのある職種。
確実に入れると友達は言っていたので
ああ、よかった。めどがついた。
と思って、信じきっていた。

でも、もう一人友達の中で候補がいたらしくて
その子は今年卒業だからそっちにした。
まあ、いいけど、こんな簡単に決まるわけはないしさ。
新卒採用でまだ可能性は多い私よりも、
既卒で路頭に迷っている子のほうが助けるべき。
分かってるんだけどガク−ンときた。

そんなわけで最近だらけていたので、
就活テンションに戻すのは結構大変です。
どうしてくれる?
と友達に言いたいが、そんなこといえない。
そのこは最初は私といっしょに働きたいと言ってくれたし。
こういう甘い話を信じきってしまった
自分の馬鹿正直さ、甘さ、安易さが露呈して本当に嫌。

暗くて申し訳ない。

エイガメモ*
「ツィゴイネルワイゼン」日本 1980年

監督:鈴木清順

キャスト
青地:藤田敏八
中砂:原田芳雄
小稲/園:大谷直子
青地の妻周子:大楠道代

物語
大学教授の青地(藤田敏八)と元同僚の友人中砂(原田芳雄)は旅先で、弟の葬式帰りだという芸者・小稲(大谷直子)に会う。一年後、結婚したという中砂の家を訪ねた青地は、その妻・園が小稲に瓜二つであることに驚く。

感想
日本映画を馬鹿にしている人は見たほうがいい。
物を食べるシーンが多くておなかがすく。

難解な内容。
中砂は何を意図していたのか。
考えても無駄なのかもしれない。
生と死、時間と空間、現実と幻想のなかを彷徨ううちに
何かを見つけるのはあなた次第。
私は友情を見つけましたが。

最後のシーンの美しさは圧巻。
残された物は喪失感のみが残るのでした。

この映画を見たとき、
原田芳雄は愛人にしたい男ナンバーワンになった(笑)。
お、おごがましい。
どのシーンを見ても官能的です。
日本映画はこうでなくてはいけません!ビバ・エロス!

鎌倉のミルクホールという喫茶店が作中に出てきます。
とても落ち着く喫茶店です。

鈴木清順の浪漫3部作はいいですよー。






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2002年04月02日(火)

日々ノオト / kica

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