唐突ですが、オレ様はその昔霊感少女だった。
 日記ネタが無いので恐い話を少々。
 小学校の頃流行っていた「こっくりさん」、みなさんもやったことあるんじゃないですか? オレしょっちゅうやってた。「こっくりさん」「キューピットさん」など等。これはそのお話。
 当時借家住まいだったマイ一家。母屋とは別に兄貴とオレと別に部屋を持っておりました。そう、オレってたった一人、母屋から離れた別棟で寝てたんですね。その部屋の二段ベッドの上で横向いて寝てました。寝てたんだけど何かで目が覚めたんです。そう、横向いて寝てるその背中が寒いんです。風も無いのに冷たい何かがスーッ、スーッ、と上下してたんです。時期は冬では無かったと覚えてますが・・・ とにかく、その冷たい何かはどっち向いても背中をスーッ、スーッ、と動いて気持ち悪いのっ。結局朝まで熟睡できず学校へ行ったんだよね。
 んで、クラスに入るなり、昨夜の奇妙な体験を仲良かった男子に話したの。そしたらさ「ああっ! 放課後誰かがこっくりさんやって戻ってくれなかったって言ってなかったけ?」なんて恐ろしい事をほざきやがったんだよ、こいつが。「たぶん紙が残ってるよ、後ろのゴミ箱・・・恐がって捨てたって言ってたから」とか言いながら教室の後ろへ歩いていきゴミ箱から紙を摘み上げたんですわ「あった」って嬉しそうに。ついでに「おまえ、これに知らずに触ったろ?」なんて意味深に言うんだよ、おにぎり頭した野郎がよぉ。そーだよ、そーだったよ、とお頭の足りないオレ様思い出しましたよ。そーだったよ、放課後(マイ小学校は清掃時間は朝だった)、何気に見たゴミ箱に見慣れた紙を見つけ、「あーあ、また誰かやってそのまま捨てたか?」と何気に手を突っ込んで「あいうえお」の文字見たんだよ・・・。当時「こっくりさん」に使った用紙は「焼く」という決まりがあったんですよ我校では、そーゆー決まりみたいなのありませんでした? 始末の仕方みたいなの。
 ま、その時はもう帰らないといけないこともあって家に帰ったんだよなぁ。ちくしょう、そのせかいよ。とがっくりしたら「これ使って、こっくりさん帰してあげたら大丈夫と思うけど」なんて言うんでやりましたよ放課後に「こっくりさん」。その後、焼き場(焼却場が当時の学校にはまだあったの)に使った紙を持っていき焼きましたともさ。
 そのお陰か、変なことはもう起きませんでしたとさ。





↑エンピツ投票ボタン

年上妻定期購読ボタン



↑日記才人投票ボタンだったりする
押してもらえると小躍りして泣いて喜ぶッス





2002年11月04日(月)

BackIndexNextHomeMail