森岡万貴 徒然記 (黒いブログ)
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2002年04月22日(月) |
たまには真面目に。。。 |
奈良、という地に生まれ育ったせいか、私は古いお寺とか仏像とか考古学とか世界遺産とか、そういったものに惹かれます。 京都に住んでいる私の叔父は、書の先生で、大和絵を描き、仏像を彫ってます。 私の部屋には、叔父さんからもらった「夢」と書かれた色紙が飾ってあります。叔父さんが「恵山」という名で制作を始めた、割と初期の作品らしく、「なんか、字のバランスが悪いなぁ。」と、恥ずかしがって渋っていましたが、私にはその未完成な感じが言葉の意味にピッタリな気がして、無理矢理譲ってもらいました。引っ越す度に持っていって、もうかれこれ7年、部屋に飾っています。
あちこちのお寺に行きました、と言っても、3歩あるけば遺跡に当たる、みたいな所だったので自然に触れていたんでしょうけど、そのお寺の敷地に入った瞬間に、いろいろ感じるものがあります。
豪華絢爛なお寺、由緒正しいお寺、鄙びたお寺、全く手入れしなくなって久しいお寺、様々ですが、ものすごいインスピレーションをもらえる場合があり、感動でその場を動けなくなったりします。 逆に、とっても辛い厭な気分になる時もあります。一刻も早くこの場を離れたいって思う時が。後で聞くと、そのお寺に悲しい逸話が残ってたりします。
大学進路を決めかねていた時、地元大学の考古学専攻をかなり本気で考えていた時期がありました。 なにしろ私は、飛鳥ファンなのです。 あの村はすごいですよ。村全体が、おかしい。異次元みたいです。 どこを掘っても、何か出る。巨大な亀の形をした石の横に、普通に民家が建っていて、人が生活してる。その隣に、古墳。みたいな。 あぁ、飛鳥について語り出したら、止まらないのでもうやめます。 あまり興味のない方は、飛鳥名物「牛乳鍋」を食べに行かれるのも良いでしょう。これはですね、牛乳が苦手な方でも大丈夫。全くくさみがな、、、
やはり止まらない。。。
さて、そんな私がとても楽しみにしている仕事が、今週の土曜日。27日。 京都、宇治平等院でコンサート。照明アーティストが、平等院全体をライトアップします。その光の中で、正倉院復元古楽器を奏でるのです。 これは絶対美しい。世界遺産の前で演奏できるなんて、幸せすぎる。
こんなに宣伝しても、私のギャラは変わらないのですが、宣伝せずにはおれんのじゃ。 私は勝手に「天女仕事」と呼んでいる、天平楽府メンバーとしてのお仕事。衣装が天女みたいなので喜んでいたら、2メートルくらいの大太鼓とか、大銅鑼とかも打たなきゃいけなくて、かなり破天荒な天女ですけど。
詳細は、bbsもしくは、ライブスケのページにリンクが張ってありますので、平等院のHPへ飛んでくださいまし。
おこしやす。
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