森岡万貴 徒然記 (黒いブログ)
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2002年04月23日(火) |
気持ちよすぎて、、、 |
今日は、ブルーノート東京へ。ラリー・カールトンのライブ。フュージョンギター界の帝王です。 恥ずかしながら、このお方を私、知らなかった。ドラムのビリー・キルソンに招待してもらえたので、「行く行く〜〜〜♪」というノリで行った。という経緯でしたが、もう、めっちゃくちゃ良いライブでした。鳥肌立ちまくり、気持ちよすぎて口が閉じられませんでした。
grooveが!!!!!リズムセクションの気持ちよすぎるgrooveのビッグウェーブに昇天寸前になっていると、サックスのカッコいいリフが聴こえてきて、その上にシンプルで美しいギターのメロディーが!!!!
なにしろ、バンドメンバー全員が、この音楽をとっても気に入っていて、演奏するのが楽しくって仕方が無い!というのがビシバシ伝わってきました。
こっちが切なくなるくらい、楽しそうなの。
ちょっとサンタクロースに似ているキーボードのリック・ジャクソンは、少年みたいなキラキラした目で、お気に入りのフレーズを大事そうに弾いていました。 みんなのお父さんみたいなベースのクリス・ケントは、やんちゃなビリーのドラムを温かく見守りながら、堅実なプレイ。すごく大きいひとなの。横綱も真っ青。手なんて、熊ですよ、熊!! でもね、このクリスのベースに私は感動して泣きそうになっただよ。凄まじい包容力です。この人がメンバー全員の気分や、曲の隅々まで分かって後ろから支えてくれているお陰で、みんなが(特にビリーが)大暴れしてもgrooveが乱れない。すごい。すごすぎる。もしも願いが叶うなら、死ぬまでに一度、私を支えていただきたい。
バンドって、こういうのが理想だと思いました。 全員がその音楽を心底気に入って、愛してる。 自分のパートの役割を理解して、それを気に入って、愛してる。 メンバーそれぞれが必要不可欠で、無駄なものは何も無い。そしてそれに誇りを持っていること。 信頼。 演奏中の彼らのアイコンタクトを間近で見ていると、それがヒシヒシと伝わってきました。
聴いていて、心の底から楽しいと思った。素敵すぎる。 grooveって、何だろう?って難しく考えていたけど、これぞ百聞は一見にしかず。
昇天。
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