森岡万貴 徒然記 (黒いブログ)
INDEXpreviousnext


2002年04月24日(水) ちょっとイイ時間

フラッと立ち寄ってみた、日本画家二人展。
入るなり、岩絵具の独特の香。何故かとてもホッとしました。

絵について専門的なことは分からないけど、美術品に触れる(実際に触っちゃいけませんが)ことは、私にとってとても貴重な時間です。
旅先でも、偶然出会った地元の小さな美術館やアトリエなんかに、フラフラと気の向くままに立ち寄るのが、大好きなんです。

同じ日本画と言っても、2人の作品は全然違う。当たり前だけど。
1階に展示されていた女性の作品で1番印象に残ったのは、鎌倉時代の薬師如来(だったかな?)画の修復と模写。とても繊細。なんかわかんないけど、こういうの好きなんです。

対照的に、2階の男性の作品は、これ、油じゃないの?と思わせる、大胆で荒々しい作品群。「傷」と名付けられた絵の前に立っていると、背中が痛くなってきた。1番好きだったのは、とても大きなキャンバスにベージュで濃淡が描かれているだけの「室内風景」という作品。吸い込まれそうになりました。

何か感じられれば、それを心の引き出しに入れておけば良いんだと思います。


maki morioka |HomePage

↑エンピツ投票ボタン
My追加