森岡万貴 徒然記 (黒いブログ)
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| 2002年07月06日(土) |
徒然なるN.Y.紀行(2) 泥になるまで |
ニューヨークで初めての目覚め。 は、実にスッキリとしたもので、、、というより時差ボケで目覚ましよりも2時間程早く目が覚めてしまった。 我々の基地となったホテルは、57th Streetにある「ル・パーカー・メリディアン」という一流ホテルでして、リンカーンセンターまで歩いて15分ほど。 かなりリッチな立地条件です。(はい、笑って笑って!!) なんと隣には、あのクラシックの殿堂、カーネギーホール。カーネギーホールだぁぁぁ!10秒ですよ、歩いて!!テン・ミニッツ!! 一応クラシッカーな森岡万貴、これにはさすがに興奮してしまいました。
さて、当然観光に来たわけではないので、早速今日からお仕事開始です。 朝10時から、会場となるエイブリーフィッシャーホールで楽器のセッティング。これが大変。なんてったって、舞台カミシモの上方にヤグラを組んで、ミュージシャンはそこで演奏するのだ。膨大な量の打楽器やら音響機材やらを、なんと「はしご」で上げるのよ。マジですか!?それ、アナログ過ぎやしませんか!?リフトとか無いんですか、リフトとか!?
ええっと、エイブリーフィッシャーはですね、リンカーンセンターにございまして、ニューヨーク・フィルの本拠地として有名な、2500人収容の立派なホールです。 まさかここにヤグラを組んだり水を張ったりするなんて、ホールの設計者は予想もしなかったろうなぁ。
楽器運搬がミミズの次に不得意な森岡万貴的には、セッティングの今日この日がですね、相当憂鬱だったわけですが、気合を入れとかないと怪我をするので、持参の軍手にねじり鉢巻(これはウソ)で、かなりアグレッシブな自分を演出しながらホールに着くと、、、
マッチョなアメリカ人スタッフさんがヒョイヒョイヒョイッと上げてくださったのでした。 これがお見事。ヤグラの上からロープを垂らし、それを下にいる人が楽器にくくり付け、ウオリャァッと上から引っ張り上げる。 すごい速さ。サカイ引越センターも真っ青です。 そして、、、。すごい荒っぽさ!ゴンゴンあちこちに当てまくりながら、漫画みたいに楽器を次々と上げていくマッチョマン達。
さ、、、さんきゅー。(汗)
これ、自分の楽器だったら悲しかっただろうな。良かったリースで。。。と思ったのもつかの間
良くないのだ、全然!!!
打楽器はアメリカの楽器屋からレンタルすることになっていたのですが、ここでちょっと(かなり)凹む問題発生。 これについては、日を改めて書くと思います。
役者さんたちは、お昼過ぎには楽屋セッティングを終え、メジャーリーグやブロードウェイに散って行かれました。 森岡万貴は、なんとか19時ごろに一段落。おっ、ギリギリでショーに間に合うかも! 一人でブロードウェイまで走り、Lunt-Fontanne Theatreで当日券を買って、「美女と野獣」を観ました。 これは、、、 泣きました。良かった。ベル役の女優さん、すごい素敵だった!!
ショーが終わったのが23時前。 朝から動きづめだったし、一人だったので緊張していたのもあって、本日の生命力残りわずか。 よろめきながらデリで朝食用のヨーグルトとマフィンを買って、基地に帰り泥に変身したのでありました。
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