森岡万貴 徒然記 (黒いブログ)
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2002年07月08日(月) 徒然なるN.Y.紀行(4) ニューヨークに住めないわけ。

ニューヨークへ来たら、きっとここに住みたくなるだろう。

と、来る前の森岡万貴はなんとなく感じていました。
エキサイティングで、チャンスが沢山あって、自由で、、

来て4日目なので、まだ何にも見えてないけど、一つ、これは絶対に住めないだろうとひるんでしまった事。

空気がもう、これはもう、信じられんくらい汚れている。

ホテルからセントラルパークの前を通ってリンカーンセンターまで、徒歩約15分。
この移動だけで、ノドが悲鳴をあげた。
目も痛い。
東京の空気も相当汚染されてるけど、これでは森岡万貴は生息不可能だ。
こんなのを毎日吸い込んでたら、、、。

ニューヨーカーはこの空気に順応しているらしく、マスクをしている人は皆無。信じられない!

我慢して4日間、なるべく外の空気を深く吸い込まないようにしながら歩いてみたけど、行きも帰りもノドが痛い痛い!
ミュージシャンの中でも、咳が蔓延し始めた。

あとですね、これは帰国後に森岡万貴の皮膚を相当苦しめることになるんですが、ものすごく乾燥してるんです。
気温がめちゃくちゃ高くても湿気が無いので、日本のこの気温で感じる暑さよりも全然暑く感じない。不思議なくらい。
でも、日差しは同じかそれ以上に突き刺さってくるので、皮膚の水分は一瞬にして飛び、油断しているとみるみる日焼けしてしまう。

森岡万貴×日焼け=絶対禁止

この方程式、試験に出ます。
って言うくらい紫外線が徹底的に駄目な皮膚に覆われている動物なのだ私は。
なので、夏は帽子、長袖のシャツ、サングラス、そして日傘が必需品。

しか〜し。
ニューヨークでは日傘をさしている人は、これまた皆無。日傘文化は全く無いらしい。
長袖のシャツだけでも、すれ違うアメリカンの注目を集めているのに、こんな抜けるような青空の下、傘なんかさしてたら100%「キテる奴」だと勘違いされてしまう。ポリスに追いかけられるかも知れない。

で、これまた我慢して、「日なた部分に入ると日陰まで猛烈ダッシュ!」という怪しげな動きをしながらストリートを歩いていたのであります。(これも相当ヘンか!?)

この話を、現地オーディションを通ってニューヨーク公演のみ参加するフルーティストのnahoにすると、
「そんなの、全然平気なのにィ〜。」
と、あっさり言われた。そうかなぁ〜、この街じゃ、日傘なんかさしてたらどう見ても浮くと思うんだけど、、、

naho「何やったっていいんですよ。最初はちょっと不思議がられるかも知れないけど。
   だってそれがニューヨークだもん。」

か、、、かっこいい。

なるほど。マスクしたって日傘さしたって、他人に迷惑をかけるわけじゃなし。なるほどな。
ちょっとこの街のこと、好きになった。


maki morioka |HomePage

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