森岡万貴 徒然記 (黒いブログ)
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| 2002年08月31日(土) |
徒然なるワシントンDC紀行(5) あなたトシちゃん? |
・・・ 8月29日(木)お昼どき ・・・
私の中のS通り(Wisconsin Avenue)を行き過ぎて迷っているうちに、ランチタイムになっていました。お腹すいたな。。 有名なショッピング・モール「ジョージタウン・パーク」の前を通りかかると、「Japanese Restaurant」の看板が。おおっ。その名も「BENIHANA」。ランチセットが5$90とは、安いじゃありませんか。お手軽そうだし、これにしよっ♪
[お手軽]な和食のランチセット♪ のつもりの森岡万貴。だったんですけど。。。
さっそく一人で入ってみると、すんごく空いている。 オーダーして、広いテーブルにポツンと座って待っていると、ギラギラ輝く調理器具を積んだ手術セットみたいなキャリーを押して、白い長い帽子をかぶったコックさんがこっちに向かって来た。えらい陽気な人だ。でもどう見ても日本人じゃない。
まさか、とは思ったが私のテーブルの前でピタリと止まって、「Hi!」。 「は、、ハイ。。」(汗) ニッコニコしながら私の目の前の鉄板に油をひいたかと思うと、すごい量の肉(多分チキン)をドバァっとぶちまけて、炒め始めた。 「あ、あのう、これ、ランチセット、、です、よ、、ね?(英語)」と恐る恐る聞いてみると、 「そうさ、ランチセットさっ。(英語)」と、ハッとして〜♪の頃のトシちゃんのように軽く身を翻し、肉が焼けるまでの間に、なんと、
フライ返し芸を披露!!(頼んでいない。)
よくあるじゃないですが、客引きでピザを高く投げてフライパンでキャッチしたり、包丁でまな板をリズミカルに打ったり、、。あれの、
鉄板芸です。
私があっけに取られている間に、彼は陽気に肉を皿に盛り、チャッチャカチャッチャッチャーと鉄板を掃除して、今度はチャーハンをこしらえ始めた。 細かく刻んだ具を炒めて、これまたすごい量の米をドバァっとぶちまけ、すごいスピードで完成したチャーハンを陽気に皿に盛り、もり、、も、、、
盛れない程いっぱいある(涙)
「あ、あのう、これ、ランチセット、、です、よ、、ね?(英語)」(再)
「もちろんさっ、ベイベーかわいこちゃん、どうだい美味しそうだろう?(英語)」満面の笑みで答える彼。
「あ、そうっすか、、良かった。。(汗)」
一人旅のシャイなジャパニーズ・ガール(だと思ったらしい)を和ませようと、気さくに話しかける彼。 コック「ところでベイベー、どこから来たんだぃ?(英語)」 万 「日本だよ、東京。コックさんは?(英語)」 コック「マレーシアさっ♪先月までカリフォルニアにいたけどねっ!(爽やかな笑顔)暑くてたまんないよ!」
・・・・・・。 そう、陽気なコックさんはマレーシア人だった。そしてオーナーさんは中国人だった。
恐るべし“Japanese Restaurant”紅花。
いろいろ喋っていると、このBENIHANA、全米にチェーン展開している有名な日本(?)レストランだそうで、彼はBENIHANAカリフォルニア支店からやってきた、生粋のBENIHANAボーイだったのだ。
「んじゃ、楽しんでいきなよ(白い歯がキラッと光る)!いい旅を!(ちょっと 柳沢慎吾風)」 サッと右手を挙げ、手術セットをガラガラと押して、風のように彼は去っていった。
「・・・・。」 広いテーブルに一人ポツンと残された森岡万貴。さっきと違うのは、目の前にすごい量の焼き肉とチャーハン。それにスープと、なんか葉っぱ(笑)。 皿に盛りきれなかったチャーハン達は、鉄板の中央に固められて、山を形成している。 どうみても、これ、[お手軽]な和食♪、、じゃないよね(汗)。
もちろん完食は無理だったけど、目の前で調理してくれるから温かいし、中華ランチセットだと思えば味も満足。 陽気なコックの芸出し付き(オプションかも知れない。)で5$90は安い、安いぞ!!
満腹になって、鉄板芸分のチップを多めに払おうとした時、勘定書と共にそれはやってきた。
あったかい日本茶。
あ、、、、、、、、、これが、、、、、、、、、
もう一度言おう、恐るべし“Japanese Restaurant”紅花。(笑) ※お寿司もやってます。
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