青春の思ひで。

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2001年12月03日(月) 試験前夜の東奔西走。

明日は「哲学と宗教」という授業の中間テストです。
中間テスト!
なんて懐かしい響きでしょう(涙)。

あると思っていた今日の5限がなかったので、バイトまで少し余裕もあったので、彼氏と一緒にふらふらと、教科書を探しに駅の方へ向かってました。

そう。まだあたしは教科書を買ってなかったのです。

彼はすでに買っていて、「もう紀伊国屋にはないと思うよ?」などと呑気なことをあたしに言うのですが。

そうこうしてるうちに彼の携帯に友達から電話。
「明日のテストの範囲どこ? ノート、コピらせて」
みたいなことを言ったようですが、その友達もどうやら教科書を買ってないみたく。

紀伊国屋のような大型書店ではもうすでに売り切れちゃってるだろうと言うので、小さな個人経営の書店に入ってみる。

一軒目。
「岩波文庫」自体が見当たらない。
お店の人に聞いてみる。
「岩波はほんの少ししか取り扱ってなくて」
とりあえず店を出る。

二軒目。
一軒目よりも大きい本屋。
岩波文庫もたくさんある!
ちょっち期待できるかも!
と、思っていたらば。
……上巻だけない!!
…………。
同じ授業受けてる誰かが買ったことは明白。
みんな敵だ。。。
とりあえず、悪あがきで店員さんに聞いてみる。
「棚に並んでなければないと思いますが……」
と言いつつも一応探してくれてる。
あー。でもたぶんダメだろうなー、と思いつつ、岩波文庫のコーナーに戻ってきてみたら、若い男の人が立ってる。
この人ももしかして……なんて思ってみると。
……さっき、彼氏の携帯に電話してきた友達だった。
とりあえず、顔を見合わせて笑う。
「ここにはもうないみたいよー」
とか言いつつ、友達は紀伊国屋に行ってみる、というので別れる。

三軒目。
紀伊国屋にはあえて行かず、またまた小さな本屋に入る。
やはり岩波文庫自体がない。。。
ここもダメかよ……、と思っていたら。
「何でおまえ、またいるんだよ。。。」
振り向いたら、友達がいた……。
紀伊国屋はダメだったみたい。
本屋から出て、友達はまた別の方向に本屋を探しに行ったので別れた。

四軒目。
時間的にあたしはここがダメなら、もう諦めるしかなく。
だけどやっぱり小さな本屋なので期待せずに入ったら。
案の定、岩波文庫自体が置いてない。
溜め息を吐いて、本屋から出たら、前方から友達が向かってくる。
……………。
「ここもないよ……」
「マジかよ」


なんかねぇ。
もう笑うしかなく、ってカンジなんだけど。

あたしと違って時間に余裕のある友達は、一つ向こうの駅まで行ってみるとのこと。
たしかに、少し遠出をして大きな本屋を探せば、同じ大学のやつらが手をつけてないので、可能性も高くなる。

あたしは諦めて、ネットで情報だけ探すしかないな、と思って。

友達と一緒に彼のノートをコピりながら、バイトへ行きました。


あたしも友達も(彼も一緒だったけど)、随分東奔西走したと思うけれど。

今回、本当に文字通り東奔西走したのはすでに教科書持ってる彼氏です。

バイトが終わって、携帯のメールチェックしてみたら、「○○駅で、買った」とメールが。

うわ。そこまでしてくれなくていいのに。

で、話を聞くと自転車で各地を駆けずり回ったそう。

「俺、彼氏のランクだともうS級だよ」
……そういうことを自分で言ってしまうとランクは下がるのよ(苦笑)。

何と言うか。
価値観が違うんだなー、と。
あたしはそこまで一つの単位に対して執着がないから。
教科書、見つからなければそれはそれで。
ノートのコピーももらったし。
適当でいいや、と思っていたので。

「うれしい」とか「ありがとう」とか思わなければいけないのに、正直退いてしまいましたわ。
(ものすごく苦労した、っていうのを強調して語るのがいやらしくて退いたのかもね)


まぁ、でも努力を無にするわけにはいかないので。

これから寝ずにお勉強です。
息抜きにネットしつつ(どっちが「息抜き」になるかは明白です)。

夜食のチョコも充分だ。


天上旋律 |前略プロフィールゲストブック永久少女天然色夢絵巻kitchen & closetMAIL

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