青春の思ひで。
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朝5時半起床。 ねむい。 サークル所有のワゴンに役者3人・スタッフ4人で海まで移動。 ワゴンの定員は5人だけどね。
2日目に行った海と違って遊泳している人は全くいない。 波乗りしてる人たちは多かったけれど。 でも、少し離れたらほんとうに誰もいない海で、すんなり撮影ができた。 砂浜に落書きしたりしてちょっと遊んだ。
9時過ぎに別荘に帰った後、すごく気分が悪くなって、朝御飯のホットケーキを食べずに眠る。 辛い。 2時間ほど休んで、次の撮影。 とにかく調子が悪い。
お昼御飯はそうめん。 久し振りに食べるそうめん。 うさぎ先輩が「最近そうめんのゆで加減に凝っている」というので、うさぎ先輩にそうめんゆでをまかせる。 あたしは万能ねぎを切ったり。錦糸玉子を作ってみたり。 まき先輩がめんつゆに胡麻油とみりんをたらすとおいしいと教えてくれた。 ほんとうにおいしかった。 錦糸玉子は初挑戦であまりきれいとは言い難かったけれど、好評だったので嬉しかった。
ちょっと調子がよくなって午後撮影。 ここでハプニング。 すいかを蹴飛ばすシーンだったのだけど、勢いがつきすぎてすいかがベランダから地面に落ちて割れてしまった。 この後、すいかを真っ二つに切るシーンがあったりして、どうしようかと悩んで。 割れてしまった設定にして話を進めることも考えたけど、やっぱり強引過ぎるだろうというので、すいかを買い直し。
夜撮影。 今までの撮影の中で一番の難関だった。 照明が決まらない。 窓を開けて、晧々と照明を焚いているのだから、虫が寄って来る。寄って来る。 精神的につらい。 30分経っても照明は決まらなくて、みんなに焦りが見え始める。 空気に余裕がなくなってくるのがわかる。 照明を設定するだけで1時間。 気が付けば、11時を過ぎていた。 しほちゃんに、とりあえず休憩しよう、と言ってみる。 このまま続けるのはしんどすぎる、と。 カメラ位置が大幅に変更するため、一旦休憩。 その間にあたしは役者さんたちと御飯の支度。 しほちゃんや他のスタッフはみんなカメラ位置と照明を決めてるのだけれど。 あたしは何にもわからなくて、役に立てそうになくて御飯の支度に逃げた。 いつもうちで作っているオニオンスープを作ろうとした。 材料も少なく、シンプルな調理でとてもおいしいのだけれど、根気が必要な料理。 オニオンスライスがきつね色になるまで、炒めなければならない。 時間をけちって、まだきつね色にはならないところで仕上げにかかってしまったら、いつもよりおいしくなくてちょっとショックだった。 料理しか役に立てないなら、せめておいしいものを作ってあげたかった。
0時過ぎに御飯を食べて、再び撮影開始。 早朝撮影が予定外に加わった所為とすいかのトラブルと照明が決まらなかった所為で、予定より大幅に遅れて、撮影終了は午前2時過ぎ。 今までがうまく行き過ぎたんだ、そう思って気を取り直そうとした。
みんなに余裕がなくてピリピリしてた。会話のない食卓なんて初めてだった。
でも、撮影が終わると空気が和らいだ。 遊びに来てるわけじゃない。 みんな、真剣なんだって証拠。
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