酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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『海辺のカフカ』打撃から立ち直れず、あれこれ再読している。 この『ローズガーデン』は、ミロシリーズ初の短編集。 自殺したミロの夫、博夫からの視点で語られるミロと博夫とミロの村野善三(義父)との三角関係にはどぎまぎ。ミロに囚われてしまった博夫の気持ちがよくわかります。>「ローズガーデン」 ミロの隣人であるゲイのトモさんがなかなかいい男。トモさんの部屋に転がり込んでいるカイに嫉妬するミロの気持ちがわかります。>「漂う魂」 心はレズビアンでもある私にとっては、興味深々な世界を垣間見ることができます。>「独りにしないで」 またまた非常に興味の湧くお店、SMクラブに絡んだ仕事をミロが引き受けます。世の中は奥が深い。まだまだ知りたいこと山盛り。>「愛のトンネル」
『ローズガーデン』 2000.6.15. 桐野夏生 講談社
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