酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2002年10月26日(土) 「サヨコ」縁起

 1999年のホラーウェイブ02に恩田陸さんのエッセイが載っていました。これが私の大好きな『六番目の小夜子』に関するもの。この私の大好きな小夜子、当時審査された人たちに、「(悪い意味で)漫画みたいだ」とボロクソに評されたとか。そう言えば、ドラマにも漫画にもなりやすい内容にちがいない。そこがいいと私などは思って好きなのだけど。そして、この時に絶版にまで追いやられたからこそ、『幻の処女作』になりえた訳で、つくづく不思議な流れを持った神秘的な本です。なぜならばこの小夜子という作品、陸ちゃんにある日突然降ってきて、自動書記状態で書き上げたそう・・・。まさに神がかり的。さすがは陸ちゃん。
 1998年の新潮社から出ているハードカバーも手に入れたい一冊なので、雷音堂さんどうぞよろしくですv



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