酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2002年10月31日(木) がふいしんぢゅう

 やっと、岩井志麻子さんの作品でこれならいいと言えるものを読めました。岩井志麻子さんという方は、岡山出身の方で、作品よりそのとんでもない言動が一部岡山人を震撼させておられます(苦笑)。自由奔放と言うか、はじけたと言うか。
 『ぼっけぇきょうてぇ』も『岡山女』も、いや全部拝読しているのですが、どうしても点数が辛くなってしまっていましたが、この『がふいしんぢゅう』はなかなか面白かったです。岡山を売り物にしようという灰汁がかなり抜けられた気がします。これは明治時代の岡山を舞台にしたさまざまな事件の短編集。物語の終わり方もこれならいいなぁ。
 
『がふいしんぢゅう』 2002.4.30. 岩井志麻子 角川書店



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