酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2002年11月02日(土) プリズンホテル

 私の周りで話題騒然のこのご本、まずは『プリズンホテル』を読みましたよv いやぁ〜みんながハマルだけあって面白かったです。実は私これが初、浅田次郎さんだったのです。こういう文章をお書きになるとはーっ。テンポの良さやコメディタッチ&人情味あふるる物語に酔いしれました。はやく次を読まなくっちゃっ!
 
 偏屈な作家、木戸孝之介が、極道の叔父木戸仲蔵(なかぞう)の経営する‘奥湯元あじさいホテル’通り名《プリズンホテル》へ投宿し、そこで宿を同じくした人々とともに遭遇する珍事件〜。入り組んだ人間関係や、多彩な登場人物をあらまぁ見事に料理されますことv 孝ちゃんは、ちょっと偏屈にもほどがあって、いくら悲しい過去を抱えているからと、ひーどーいー奴です。でも義母の富江さんの対応を見ていると、けっして根は悪い奴じゃないんだろうなぁ。
 私は、任侠もの好きなんです。えへ。だから余計にこの物語面白かった!

 こんな素敵な物語に出会わせてくれてありがとうv>すすめてくれたみんな

『プリズンホテル』 浅田次郎 徳間書店



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