酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2006年02月03日(金) 『年下の男』 吉村達也

 景子は36歳バリバリのキャリアウーマン。ある日、偶然出逢った年下の男の子21歳の真琴と恋に落ち、結婚。母をはじめ、周囲の反応は冷ややか。唯一、父親だけが景子の味方だった。しかし、過去の情事の相手や上司のいきなりな恋ゴコロ告白により、景子の信じていたものが崩れ始め、そして現れた真実に・・・

 吉村達也さんって気軽に気分転換に読むにピッタリな方なのです。で、気軽に読んでいると、あれよあれよとジェットコースターのような展開で落ちていき、最後に「え、そうだったの?」と狐につままれたような感じが残るのです(笑)。とくに集英社文庫さんにおけるシリーズはちょっとばかりブラッキーで人間が憐れでお気に入りであります。真剣にこの物語はどうだ!とかしかの角度からしか読めないタイプの方にはオススメしませんが(や、出来ませんが)ふやっと読んで驚かされたい方には意外とオススメです。ふふふー。

「このマンションにもいられない」
「どうして」
「くるから」
「何がくるんだ。誰がくるんだ」
「くるから」
「だから、誰なんだよ」
「くるのよー」

『年下の男』 2004.4.25 吉村達也 集英社文庫



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