酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2006年02月16日(木) 『グイン・サーガ99 ルードの恩讐』 栗本薫

 アムネリス自決により巻き起こったゴーラ(イシュトヴァーン)に反乱するハラスたちの助太刀に乱入したグインだったが、イシュトヴァーンに囚われてしまった。《不信》という病に冒されてしまったイシュトヴァーンはグインを慕うあまりにグインを信じられず、非道な行為を繰り返す。ザザとウーラの力を借り、一度は逃げ出したグインだったが、ハラスたちが気になるあまり戻ってみるとそこは・・・

 ・・・なんだかなぁ。悲しい悲しい巻でしたよ、この99巻ってば。イシュトヴァーンが哀れ。シルヴィアちゃんも哀れなのだケレドモ、全く違う種類の哀れを感じさせられましたね。なんと言うか、イシュトヴァーンファンの母性みたいなものを理解できたんじゃないかしらん。イシュトヴァーンの懊悩を冷静に観察&分析するグインってすごいー。でもグインはグインで混乱した記憶に動揺している訳で。そんな時にでもグインの頭脳はキチンと働いていて。今までグインが出ている時がツマラナイと感じていた(だって動きが少ないんだもの)ケレドモ、ここ数巻のグインはいい。やっぱりグインにだって人間味を見せていただかないと。今までだって人間味がなかったでもないけれどー、なーんか完璧すぎて面白みに欠ける主人公だったのー。しかし、佳境です! しかし、折り返し地点とかトンデモナイこと作者は言ってます。完結するまで絶対に死なないでね、栗本さん。

『グイン・サーガ99 ルードの恩讐』 2005.2.10. 栗本薫 ハヤカワ文庫



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