酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2006年02月25日(土) 『キタイ』 吉来駿作

 文句無く面白かったですv 設定としては映画の『ペットセメタリー』をどうしても思うし、既に世に出た物語のいろんな要素をあちこちに見掛けはしました。それでもひたすらにドキドキ楽しめたのですよね。幽霊に怯える登場人物たち。彼らが何故に幽霊に付きまとわれることになったのかがわかる空恐ろしい彼らの共通の過去。そしてとある不思議な儀式《キタイ》とはいったいなになのか。とにかく何故と謎が散りばめられていて、登場人物が大変なのであるケレドモ、妙に魅力的で。キィとなる兄妹はかなり不気味できてます、来てますv この作品をもってホラー・サスペンス大賞が幕を下ろしたそうです。楽しみにしていた賞なのでトッテモ残念。これの映像化をキタイしています。

「人間は、思い出を残したがる。写真を撮り、アルバムに貼る。日記をつけ、昔話をする。無意識に自分を残そうとしてるんだ。思い出を残せば、自分の命が続くことを、うすうす感づいている。だがな、そんなことで思い出が残るわけがない。アルバムに貼った記念写真など、何の役にも立たない。ただのクズだ」

『キタイ』 2006.1.20. 吉来駿作 幻冬舎



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