酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2006年03月11日(土) 『輪廻』 大石圭 原作:清水崇

 大森は娘・千里の背中に亡くなった妹・美弥子と同じ黒子を見つけ、娘は妹の生まれ変わりであると信じ、おかしな実験を始めた。ネズミに焼き鏝で印をつけ、殺すのだ。それは生まれ変わりを確認する実験だった。そして同じ印をつけたネズミの誕生を確認し、次に大森は人間を殺しまくった。殺した人間に印をつけ、生まれ変わりの確認の目印とするために。そして35年後・・・

 清水崇監督の映画『輪廻』のノベライズです。清水さんと言えば発禁寸前ビデオ『呪怨』v あのビデオの怖さは私が見たホラーでナンバー1の怖さを誇るシロモノであります。なかなかアレを越える怖さはないだろうなぁ。あんな怖い思いしたのってホラーで初体験だったもの。近いくらいに怖かったのは『富江』かしらねぇ。どちらも不条理な怖さ。理屈のつけられない恐怖って考えるだけでも恐ろしいー!
 この『輪廻』も映画をまだ観れていないのでありますが、ノベライズが結構面白いので映画もいい出来なんじゃないのかしらん。なんと言っても異色俳優・椎名キッペイさまがホラー初出演されてるし。観たいなぁ。
 人間の魂は何度も転生しているという説は、なんとなく心惹かれるのでありまする。よく生まれ変わりが話題になった人って言うのは若すぎる死や突然の死ゆえってことが多いようです。その衝撃が生まれ変わった先の魂までにもリセットされることなく持続しちゃう。たった一度の人生に前の人生が割り込んでくるって言うのはちょっと辛すぎることではありますね・・・。

 わたしの娘。わたしの妹。来世ではいったい・・・・・・わたしの何になってくれるのだ?

『輪廻』 2005.12.25. 大石圭 原作:清水崇 角川ホラー文庫



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