酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2006年03月12日(日) 『ストロベリーナイト』 誉田哲也

 姫川玲子は27歳で警部補昇進、警察庁本庁捜査一課殺人犯捜査係の主任。そこそこの美貌とスタイルに恵まれた玲子は、同僚からのセクハラにめげず働いている。ある日、丁寧に梱包されながら放置されている遺棄死体が発見され、玲子は持ち前の勘の鋭さで捜査の核心へ。一緒に捜査する公安あがりの勝俣は何故だか玲子を目の敵にし、かつて玲子が巻き込まれた事件のことを・・・

 面白かったです! 姫川玲子が良かったですし、異様なオッサン勝俣もまた良いキャラでv 勝俣の常軌を逸脱した玲子への関心についてもう少し掘り下げて欲しかったくらい。勝俣のアナザー・ストーリーって言うのもいいかもしれないなぁ。物語の犯人については冒頭で登場するので、おおまかな輪郭はつかめてしまいます。また黒幕についてもなんとなくわかっちゃうかな。でもそれでもぐいぐい読ませてくれる面白さ炸裂でありました。たくさんの屈折を盛り込み過ぎていて描ききれていない勿体無さはあるかもしれないなぁ。ひとりひとりが主人公になれると言うことでもありますね。あ、なにやら大絶賛してますねぇ。好きなんですよ、こういう物語。ウキウキ。

「いいか。人間なんてのはな、真っ直ぐ前だけ向いて生きてきゃいいんだよ」

『ストロベリーナイト』 2006.2.25. 誉田哲也 光文社



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