酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2006年03月13日(月) 『秘密クラブ、海へ行く!』 椹野道流

 藤堂要平はインターハイ目前に平常心を失っていた。真面目な要平は自分に充分な力を持っているにも関わらず、特待生として恥じない成績を残したいがゆえの焦りだった。長期出張(?)から戻った黒崎理事長もなにやら夢見が悪いらしく体調が優れない様子。そこで秘密クラブの面々は気分転換と療養を兼ねて海へ合宿に行くのだが・・・!?

 笑顔が癒しや清浄の力を持つ真透くんがキュートな秘密クラブ・シリーズも3冊目となりました。椹野道流さんの描かれる世界はトテモ読みやすいのですケレドモ、物語の中にたくさんのメッセージが込められていてあなどれないのですよね。さくさく簡単に読み捨てるシロモノではなく、なにかココロに清いものが残ります。それって椹野道流さんの人となり、もしくは清純なココロが投影されているのだろうなぁと思います。今回も仲間が仲間を思いやる大切な暖かいものを読み取れました。こういう物語を読んで若い人たちがどんどん本を好きになってくれると嬉しいなぁ。

 だからと言って気が緩むわけではなく、鼓動は相変わらず速かったが、頭からはすっと余剰な血が下がっていった気がした。

『秘密クラブ、海へ行く!』 2005.12.1. 椹野道流 小学館パレット文庫



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