酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2006年03月26日(日) 『サーカス市場』 三浦明博

 高杉は友人の浮田と飲んだ帰りに地下鉄の階段手前で倒れている若い男とその側から逃げ去る美女を目撃した。美女は毛鉤をピアスにしていた。なぜ毛鉤をピアスに? 彼女に惹かれ追いかけた彼らはサーカス市場に迷い込んでしまう。臓器売買が行われているとか、焼肉のメニューで臓器が焼かれているとか怪しげな噂に事欠かない場所だった・・・

 サーカス市場と言う独特な場所で起きる事件に巻き込まれてしまう高杉。・・・巻き込まれると言うより自発的に巻き込まれてしまったと言うべきかしら。不思議で気持ち悪くて淫雑でなかなか好みな世界が繰り広げられています。淡々と語られるケレドモ、ええーっ!?って言うどっひゃーな事件の数々。面白かったなぁ。語り口がかなり好物なのでありました。

「意味意味意味、まったくいまは意味ばっかり求めたがる奴らが多すぎる。そう思わないか?」

『サーカス市場』 2006.2.28. 三浦明博 講談社



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