酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2006年04月07日(金) 映画『ブロークバック・マウンテン』

 1963年夏、ワイオミング州ブロークバック・マウンテンで羊番の仕事で出会ったイニスとジャック。ふたりは美しい大自然の元で互いを思いあい、いつしか友情が愛情へと移行し、結ばれる。しかし、保守的なアメリカ西部のこと同性愛などもってのほか。イニスは後ろ髪を引かれる思いで婚約者の元へ戻り結婚をする。またジャックも金持ちの娘と出会い結婚をする。それぞれの人生を歩むかに思えたふたりだったが、思いは断ち難く、折に触れふたりでブロークバック・マウンテンへ行き愛を確かめあう。そして20年という月日がふたりにもたらした結末は・・・

 ゲイ西部劇などと言われた映画ですが、いやぁ普通に美しい恋愛映画で、ただ相手が男と男だっただけでした。美しく雄大な自然の元で愛し合う男と男、性が同じであると言うだけで許されないふたり・・・なんとも切なくも美しい物語でした。男同士のラブ・シーンがこんなに綺麗で自然だナンテほんとに驚いてしまいました。可哀想だったのはイニスの奥さんです。ふたりが再会して激しく求め合う瞬間を目撃してしまったのですから。あれは辛いだろうなぁ。愛する男の心が自分以外のもので、その相手が男だなんて・・・それはもう苦しんだと思います。愛し合う人たちが、その性別ゆえに差別され糾弾されることは間違っていると思います。なにが歪か何が正しいか、いったい誰が決めたのでしょうね。不思議で切なくて清々しい映画でした。やっと観ることができました。



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