酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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| 2006年04月12日(水) |
『チョコレートコスモス』 恩田陸 |
響子は幼い頃から舞台に立ち、名声と人気を欲しい侭にしていた。恵まれた環境で優等生のままトップを走っていた響子がハジメテ焦りや嫉妬を感じた。それは従姉妹の葉月の主演映画の素晴らしさを実感したからだった。与えられ続けた響子が自分から欲しいと思った舞台のオーデションに関わるうちに、トテツモナイ天才少女・飛鳥と出会った時に・・・!?
ウフフ、陸ちゃん版『ガラスの仮面』と言ったところですねv ものすごーく面白かったぁ。舞台に情熱をかける人たちをこんなふうに描くことができるなんてすごいなぁ。生まれながらのサラブレッドの響子と運命に導かれた天才少女・飛鳥が出会った時に見える世界・・・読んでて手に汗を握る感じでした。そして作中の舞台で演じられる演目が独特でホラーで恩田陸ここにあり!と鳥肌でした。ああ、陸ちゃんってば絶好調ですねー。
芝居の場合、役者のみならず観客も演技することを必要とされる。舞台の上で起きている世界を信じ、舞台の上で役者が演じていることを信じる演技である。芝居は役者と観客との共犯関係によって成立するものなのだ。
『チョコレートコスモス』 2006.3.5. 恩田陸 毎日新聞社
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