酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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| 2006年05月16日(火) |
DVD『ハイド・アンド・シーク 暗闇のかくれんぼ』 |
9歳のエミリーの最愛の母が浴室で死んでいた。血まみれのバスタブを見てしまうエミリー。父親で心理学者のデビッドはエミリーの心を癒そうと街を離れ、静かな湖畔の別荘地へ移転する。エミリーのために同年代の少女を家に招くデビッドだったが、エミリーは拒絶。自分の殻に閉じこもり、デビッドには見えない友達チャーリーと遊ぶようになっていく。ある夜、浴室に赤いクレヨンでデビッドを告発する文字が書かれる。エミリーは自分ではなくチャーリーが書いたと泣きじゃくるのだが、その文字はエミリーの文字だった・・・
★ ★ 感想に思い切りネタバレを書きますので 観ていない方はご注意ください! ★ ★
主演がロバート・デ・ニーロと言うだけで物語の筋と展開が読めてしまいました。それは勿論デ・ニーロお得意の《豹変》ですね。優しく聡明な父親が狂気に転じる・・・その父の変化に恐怖しつつも愛する娘。その流れが読めていても素晴らしい出来でしたv 物語のハジマリの母親の自殺の真相、それが父親の狂気を引き起こしてしまう。母親が火遊びをしなかったらこんなことにならずに済んだのかもしれないケレドモそれでは物語がハジマラナイ(笑)。DVDではふたつのエンディングを観ることができました。父親の狂気から逃げ出した娘エミリーのふたつのエンディング。ひとつは劇場公開されたもの。ひとつはボツになったのかな。どちらも観てみましたが、劇場公開されたぶにの方が個人的には好み。あの不気味な絵を最後に持ってくるところがウマイ。公開されなかったもうひとつのエンディングはエミリーの可愛い部屋が実は精神病棟だと言うオチ。これはわかりにくい気がする。どちらも救いがなかったケレドモ、救いがないなら閉塞的な閉じ込め終わりより放たれた恐怖の方が素敵。エミリーその後を観て見たい! デ・ニーロはあいかわらず素晴らしいけれど、ずいぶんと抑え気味の演技で子役のダコダちゃんをうまく引き立てていました。面白かった。
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