酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2006年05月28日(日) 『SWITCH』 さとうさくら

 苫子は26歳、フリーターで処女。有能な人間であるにも関わらず、うまく人と接する事ができず、勤め先のファミレスをいきなり解雇されてしまう。ひとりで黙々と働きたいと願い、清掃作業員となるも指導係りのオバちゃんに振り回される。そして隠れ家みないな店を見つけ、開店していようがいまいが店に入っていく客となり、新しい出会いをする・・・

 ああ、こういう<生きづらい>タイプの人間が必死で生きる様ってのは読んでいて胸に迫り来るものがあります。人との付き合いについてあれこれ考えることが多いため、頷きながら反発しながら読みました。なかなか好みの物語です。この物語の中で自分の立場を利用して女に手を出そうとする輩が登場してきて本気で腹が立ちました。長いこと生きてきて、それなりに社会に出てきて、いるんですよね。こういうエロきもい奴が!(激怒) 本人はナンダカンダ言い訳をするけれども、仕事を離れてプライベートに関わろうとする男はろくなもんじゃねぇxと思いますね。ごく最近もそういうエロきもい男にいやな思いをさせられました。思い違いも&思い上がりも甚だしい。でもまぁあんな人だとそうでもしないと駄目なのだろうと思えて気の毒でもあり。男と女は利害関係なく正々堂々といかなきゃツマラナイ。

 わかってほしいことは何ひとつ理解されないのに、やってしまったことは、安易に本質として見られてしまう。言い訳をするほど嘘くさくなるが、黙っていれば誤解される。自分の言動にいちいち説明や言い訳を要する、人の遠さが疎ましかった。

『SWITCH』 2006.5.8. さとうさくら 宝島社



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