酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
DiaryINDEX|past|will
| 2006年06月29日(木) |
DVD『木更津キャッツアイ』 |
ぶっさん(岡田准一)は余命を告知される。木更津で父・コウスケ(小日向文世)のバーバー田淵を手伝いながら、野球とビールを愛してのほほんとしていた日々。そんな毎日に期限を切られ、あと三ヶ月でなにが出来るのか、なにをしたいのか考えてみる。仲間のバンビ(櫻井翔)・マスター(佐藤隆太)・アニ(塚本高史)・うっちー(岡田義徳)たちも戸惑いながら、苦しみながら、ぶっさんとの青春の日々を駆け抜けて行く・・・
『池袋ウエスト・ゲート・パーク』のスタッフが再集結して作り上げたコノせつなくて可笑しい青春喜劇。クドカンに惚れ込んだのってコレで決定的になった気がするのです。男の子たちが馬鹿でやんちゃで一生懸命で痛々しいほどに切ない。ものすごく愛しい。 メインの5人以外の登場人物もすごくユニーク。みんなの高校時代の教師の美礼先生(薬師丸ひろ子)は、閻魔帳に《殺》(画数10)を書き上げた相手に妙な嫌がらせを繰り返す。木更津の守り神オジー(古田新太)は、記憶喪失で知能が遅れたようになっていて、なぜだか街のみんなに愛されている。キャッツの面々が高校生だった時の野球部の監督・猫田(阿部サダヲ)はイキナリ切れて暴れまくるが、物真似ヤクザの山口先輩(山口智充)に頭があがらない。色気むんむんさせ子の異名を持つモー子(酒井若菜)は実は処女で憎めない。3代目木更津ローズ(森下愛子)は木更津の青少年を性犯罪から救ってきた伝説のストリッパーでコウスケと結婚する。などなど異色な脇役がずらーり。ゲストも木更津の★氣志團やぶっさんが大好きな哀川翔や今をときめく妻夫木くんに殺人鬼面の中村獅堂などなどなど・・・。 自分にとって大切で愛しい存在が死んでしまう。そのことに父親も仲間も街の人たちも苦しんで泣いてあがいて・・・せつないなぁ。中でも父親コースケ役の小日向さんが最高にいい。前からいい役者さんだなぁと思っていたケレドモ、とことん泣かされました。ぶっさんが父親に「死ぬってこえーな」と言うシーンは涙がどれほど流れたことか。ぶっさん役の岡田准一クンは役者として花開いていたのですね。死に向って涙を流す表情たるや天下一品。岡田クン、ついていきますっ! あ。いけない。クドカンのことを書いていない・・・。ま、また池袋を見直したら書こう。うん。
|