酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2006年07月15日(土) 『春夏冬(あきない)喫茶館(カフェ)にようこそ』 前田栄

 倭タケルはちょっと小柄な高校生。濃霧に迷い、レトロな喫茶館に辿り着く。お小遣いを考えると高いかも・・・と二の足を踏むタケルをメイドコスプレ超美少女しかもネコ耳尻尾つき!?に引きずり込まれる。そこはゴシックな店内でパオが似合いそうな爺さまと、これまた異様に美しい青年がいた。美味しそうな食べ物&飲物を御馳走になってしまうタケルの代償は? 風変わりな人々とタケルの正体は・・・!?

 タイトル惹かれ久々の大ビンゴ!です。倭タケルと言う本人に自覚はないものの謎の正体を持つ少年と、美青年・美少女・古めかしい爺や・・・そして不思議な館とくれば舞台はバッチリv 内容もすっごく面白かったですし、なにより言葉のテンポと会話のセンスが絶妙。これはオススメだなぁ。4人の正体や抱えているものがトッテモいいです。このままシリーズ化としてどんどこ読みたい物語です。アニメ化もいいかもv

 人は心に陰と陽を持つ矛盾した生き物。仙の視点から見下ろせば塵芥とも見える彼等なのに、光り輝く刹那を永遠に繰り返す、不思議な生き物。

『春夏冬喫茶館にようこそ』 2004.5.1. 前田栄 角川ビーンズ文庫



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